...詩句の中で、孫引きで意味を呼び出す手法があると知った...
...左伝にはこの詩句を引用して...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...悪文学者の創った詩句にちがいない...
太宰治 「鬱屈禍」
...陪審官たちの顔は彼等がそういう詩句については少しも知らぬことに気がついていささか疚(やま)しいような色を表(あらわ)した)...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...*2 愚かな心の縺れを……――この冒頭の詩句は...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...……こんなことなら、最初の戦闘の、最初の戦死者になればよかった……やるせないほど後悔しているときだったので、この詩句は、強く心をうった...
久生十蘭 「蝶の絵」
...あの“Perdidit antiquum litera prima sonum.”(初めの文字は昔の音を失えり)という詩句のことさ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...彼が最初の詩句もまとめ上げないうちに...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...)――ヴァレリイの詩句だが...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...讀者の前にぽんとレンブラントを頌したボオドレエルの詩句を投げつけておいて...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...これが何も良い詩句であると信じてゐるからではありませぬ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...次いで數行の詩句が殆ど期せずに書かれました...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...それが依然として暗黒である前後の詩句の上をもかすかに明るませ...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...たとえようもないほど軽やかに優しく韻を踏む詩句になったのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...詩句をよりゆたかにする筈の插画は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...其詩句を以て題となした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...第三巻第五章「ウェルギリウスの詩句について」の中では...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...キケロの中でつぎのギリシアの詩句が言っているように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...竹林の静かな情景をうたった詩句が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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