...詩句の中で、孫引きで意味を呼び出す手法があると知った...
...悪文学者の創った詩句にちがいない...
太宰治 「鬱屈禍」
...しかるにフランスのハイカイはなるほど三つの詩句でできているというだけは日本のに習っているが...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...フランス文芸復興期の愉快な一音楽家の詩句を――自分の場合にあてはめて――くり返した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...*2 愚かな心の縺れを……――この冒頭の詩句は...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...自尽(じじん)したるその時の心情を詩句に写(うつ)したるものなり...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...この詩句はオリヨン星の事を指したもので...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...昔(むかし)の詩人等が野薔薇のために歌った詩句を...
堀辰雄 「美しい村」
...ふと口を衝(つ)いて出て来たそんな詩句を...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...いつかまたアポリネエルの詩句などを口吟んだりしたものだ...
堀辰雄 「水のほとり」
...それが依然として暗黒である前後の詩句の上をもかすかに明るませ...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...次の如き詩句が強い力で湧き起つて来るのだつた...
松永延造 「アリア人の孤独」
...たとえようもないほど軽やかに優しく韻を踏む詩句になったのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...又多く尊兄に依つて馳驅される詩句のごときもまつたく尊兄の創造になるものである...
室生犀星 「聖三稜玻璃」
...我々が口々に彼をたたえるあの光栄ある詩句...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かの琵琶行(びわこう)の詩句をかりていうなら――大絃(タイゲン)ハ々(サウサウ)トシテ 急雨ノ如ク小絃(ゲン)ハ切々(セツセツ)トシテ 私語ノ如シ々切々 錯雑シテ大珠(タイジユ)...
吉川英治 「私本太平記」
...その詩句と詩意とに...
吉川英治 「私本太平記」
...詩句すべてに流れている不逞(ふてい)な反逆の血と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その詩句をにらんでいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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