...彼は毎晩、苦吟しながら詩作に励んでいる...
...彼女は詩の遺旨を大切にして、熱心に詩作を続けている...
...日本の和歌や俳句にも大きな影響を与えた王勃は、その詩作品が日本でも多数紹介されている...
...彼女は詩作で玉心花をモチーフにした作品を発表した...
...子規子の詩作は、もとよりその大を称するに足らざるものあらん、しかもその態度と人格とは、これを大宗教家、大政事家に比するに値す、もしそれ文字上言語上の製作のみをもって、詩なりと言わばもとより昧者(まいしゃ)の言のみ、趣味的に他が感覚を動(うごか)すべき人格と態度とを有するものあらば、その態度すなわち詩、人格すなわち詩と称すべきなり、されば偉人はそのすべてがすなわち詩なりというを得べし、何となれば偉人はすべてが趣味をもって満され居ればなり、子規子はいかなる点において、絶対的傍観の見地に立てりというか、これ当然に来るべき疑問なれども、そを具体的に解釈せんこと容易ならず、何となればこれ理論にあらずして、趣味的実際問題なればなり、予はただ子規子が、常に一切の事物を自個の標準によって判断し、自個以外に偉人を認めざりし態度を持(じ)したるをもって、絶対的傍観の見地に立てりと断ぜんと欲す...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...詩作に耽(ふけ)っていた文学者があった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...自分が詩作に無中(むちゆう)になつてゐる時...
薄田泣菫 「茶話」
...詩作も試みたが、この方は大成しなかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...さういふ次第で時々詩作などを同誌上に載することゝなつた...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...その詩作はどうなったのだろうか...
豊島与志雄 「山上湖」
...その詩作がいっそう特異な光を帶びるようになったことは認められていい...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...なおこの淵源に遡れば、当時の漢学の程朱主義は、詩文を卑み経義を尊ぶことに傾いていたから、詩作の上にも、あまり詩人めいた詩らしい詩を取らなかったのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...通例詩作の際それが作曲される場合のことはあまり念頭におかず...
信時潔 「歌詞とその曲」
...そしてこの詩作の態度は...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...ときには根津權現の境内やBARの卓(テーブル)の上で詩作をしたりした...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...既に詩作さへ無意味だと感じて居たのだけれどもその心を裏切る生(せい)の未練が死を戀うて蟲けらのやうに生きる『墓標』を書き...
福士幸次郎 「太陽の子」
...しばらく詩作から離れて...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...詩作に耽つたりしてゐた...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...詩作などがどんな気でできたのであろうとぼんやりしておいでになるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしは彼が自分の詩作を公表されるに値すると考えたことについて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むかし詩作にふけった頃(もっともラテン語のものばかりしか作ったことはないのだが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...時には閑を愛して独り書を読み、詩作にふけり、終日、春闌の室を出ることもなかった...
吉川英治 「三国志」
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