...息栖の三祠に詣で...
大町桂月 「常磐の山水」
...成田山に詣でる連中や太鼓をたたきお題目を唱えて練り歩く人たちが盛んにふえたら...
丘浅次郎 「教育と迷信」
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高見順 「死の淵より」
...ブルターニュの海岸に出てシャトーブリヤンの墓に詣でたり...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...明治大帝御野立所お姿たふとくも大杉そそり立つ木曽はいま芽ぶくさかりのしぐれして母子(オヤコ)それ/″\薪を負うて山から戻る・たまたま詣でゝ木曽は花まつり五月七日曇――雨――曇...
種田山頭火 「旅日記」
...鐵道院では「かみ詣で」といふ小さい本を作つて居られる...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...白山詣でにかこつけて駈落をきめこんだという専(もっぱ)らの評判...
中里介山 「大菩薩峠」
...法然が天王寺に詣でた時...
中里介山 「法然行伝」
...五つ目の羅漢寺に詣で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...勇ましいあんちゃんたちの参詣で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...神詣でに似ていゝ心持だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...わが草木とならん日にたれかは知らむ敗亡の歴史を墓に刻むべきわれは飢ゑたりとこしへに過失を人も許せかし過失を父も許せかしこれは彼がそのほど故郷に歸つて父の墓に詣でたをりの偶作で...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...思わず知らずぼんやりと最前詣でた明神の境内の方へとまいりますと...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...墓に詣でても、昔のやうに陰慘な氣持になることがなくなり、墓場をフリードホーフ(平和の庭――但し語原學には關係がない)と呼ぶことが感覺的な實感をぴつたり言ひ表はしてゐることを思ふやうになつた...
三木清 「人生論ノート」
...サンチアゴ詣での人数に比べたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...もし都合がついたら琴平さんへ詣でて来たいというお話です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「柏軒先生は毎年八月二十五日に亀井戸の天満宮に詣でた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今朝未明に熱田の宮へ詣でて...
吉川英治 「新書太閤記」
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