...その領地たる知念へ始めて御下りになって霊地斎場(さやは)御嶽(おたけ)に参詣されることで...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...近き大杉明神へも参詣させぬ...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...内宮(ないぐう)へ参詣(さんけい)した時にも...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...今日源民の判官が家の子郎黨をあつめて參詣に來て居りましたので...
田山花袋 「道綱の母」
...鎮江の金山寺にしばしば詣で...
豊島与志雄 「秦の出発」
...きょうはお爺さんがひとり参詣にきて越後の国中頸城(なかくびき)郡何村とかの者だと名のってから「あんたここにこうしておいでになってなにか行(ぎょう)でもなさるのですか...
中勘助 「島守」
...わたくしは竹生島へ参詣をいたしたいと心得て出てまいったものでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島へ参詣をかこつけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは間違いもなくお詣りです...
野村胡堂 「十字架観音」
...正月六日の晝少し前、永代橋の上はひつきりなしに、遲れた禮者と、お詣りと、俗用の人が通ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石段の下へ縄を張って参詣の人を喰い止めてしまったので...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...――こちらの物詣(ものもうで)は穢(けが)れが出来たので止めた」などど書いてある...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...つぐの日東照廟大猷廟に詣づ...
正岡子規 「日光の紅葉」
...たいして目に立つような参詣ぶりではなかったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「このごろは少しもお詣りがないのか...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...「余与金輪寺混外上人相知五六年於茲、而以病脚在家、未嘗面謁、丙子秋、与石田士道、成田成章、太田農人、皆川叔茂同詣寺、得初謁、乃賦一律...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし学芸を研鑽(けんさん)して造詣(ぞうけい)の深きを致さんとするものは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...詣(まい)ってみた...
吉川英治 「私本太平記」
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