...余は「日本人」と云ふ普通名詞であると云ふ意味ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...『一握の砂』と『悲しき玩具』との二詩集を明治の詞壇に寄与した許りで死なれた...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...上の係助詞コソを受けて結ぶ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...思案に餘つて遂に學生全般に賞を懸けて歌詞を募集することにした...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...品詞によつて語形の變らない語をそれぞれの品詞として出來るだけ活用するのである...
高田力 「ベーシック英語」
...どうか私の家まで御足労が願えないでしょうか」青年の耳にはすぐお礼の詞がひっかかったが...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...私も此譯に於て同樣の原理に由る固有名詞の發音を採用した...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...たとへば大通詞志筑龍太をもつとも古い型の「老廢化石した日本人の部類」と書き「吉兵衞はいくらか新鮮なところがある...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...船(ふね)から詞(ことば)が交換(かうくわん)された...
長塚節 「土」
...人のいい※(き)の弱(よわ)い奧(おく)さんは何(なん)の詞(ことば)もなくたゞまぶたをうるませてゐるばかりだつた...
南部修太郎 「夢」
...しばらく詞も出なかつたこと...
平出修 「夜烏」
...中に梅坊主「名所尽し」の歌詞が記載されてゐるが...
正岡容 「寄席風流」
...鳥部(とりべ)山燃えし煙もまがふやと海人(あま)の塩焼く浦見にぞ行くこれをお返事の詞(ことば)ともなく言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...概して詞に、言句にたよるに限る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...老人の詞を笑談だと思いおった...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...同じように瀬戸という一個の固有名詞は「瀬戸物(せともの)」という普通名詞に転じている...
柳宗悦 「工藝の道」
...同じ一つの語音で異なる動詞...
柳田国男 「海上の道」
...動詞としてクボムとも働く詞(ことば)であって...
柳田國男 「地名の研究」
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