...されどこの詞は、その後我祈を妨ぐること、いかばかりなりしを知らず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...詞(ことば)を濁す...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...その「主のもの」という原文の代名詞を「わがもの」と変えたのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...試みに枕詞の語彙(ごい)を点検してみると...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...彼女一流の神秘めいた詞(ことば)で話していた...
徳田秋声 「仮装人物」
...そして當然通詞のうちにも新らしいタイプの日本人がゐたのであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...自分で自分の詞(ことば)を面白がつて笑つた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...」と捨台詞(すてぜりふ)で行き過るのを此方も負けて居ず...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...また活力を自由に使い得る娯楽の途(みち)が備った今日でも生存の苦痛は存外切(せつ)なものであるいは非常という形容詞を冠らしてもしかるべき程度かも知れない...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...――Kと私とは暗い路上に視線を落したまま、詞もなく、あてどもなく歩き續けて行くのだつた...
南部修太郎 「霧の夜に」
...古い民謡の歌詞も同様である...
信時潔 「歌詞とその曲」
...父にまで遠慮がちなれば自づから詞かずも多からず...
樋口一葉 「ゆく雲」
...榛は蓁々という形容詞の蓁の字に通ずるからハリノキ(ハンノキ)にこれを用いたものだと釈くのは牽強附会の窮説であると私は信ずる...
牧野富太郎 「植物記」
...申しはやさもこれは初より終迄蟹の詞にて...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...それでもまだ彼らの唱えあるいた歌詞などの中には...
柳田国男 「海上の道」
...土地とわずかな固有名詞とをかえて...
柳田国男 「山の人生」
...恐い者の代名詞になっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...およそ形容詞は要るまいと思う...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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