...必ず上(か)みの家のお小夜さんを見ろというように評判がよいのである...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...幾割か米国人に評判がよい...
薄田泣菫 「茶話」
...東京の帝国大学を巣立したのが一番評判がよい...
薄田泣菫 「茶話」
...友人の中村地平、久保隆一郎、それから御近所の井伏さんにも読んでもらって、評判がよい...
太宰治 「川端康成へ」
...不折の如きも近来評判がよいので彼等の妬(ねた)みを買い既に今度仏国博覧会へ出品する積(つも)りの作も審査官の黒田等が仕様もあろうに零点をつけて不合格にしてしまったそうだ...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...とにかくそういう抜目(ぬけめ)のない男の事ですから学士になって或地方の女学校の教師になると間もなくその土地の素封家(そほうか)の壻養子(むこようし)になって今日では私立の幼稚園と小学校を経営して大分評判がよい...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...アメリカの同じ方面の学者間にも評判がよいらしい...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...その方が評判がよいと言った方がよいであろう...
中谷宇吉郎 「楡の花」
...評判がよいために...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...単に筆鋒(ひっぽう)なり口先きで批評のみする人が一番評判がよい...
新渡戸稲造 「自警録」
...たれにも評判がよいからだった...
吉川英治 「大岡越前」
...市松は評判がよい...
吉川英治 「新書太閤記」
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