...彼真新しい欅の根株の火鉢を頻に撫でて色々に評価する手合(てあい)もある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「社会学」は事物を評価することを欲しない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...人々が或る事物を如何に評価するかに関らず...
戸坂潤 「科学方法論」
...一般にファシズム・イデオロギーを評価する場合に...
戸坂潤 「読書法」
...実践的模写説は真理認識に於ける実践の役割を評価する点に於て...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...各作品の間に或るハンディキャップを付して評価することである...
豊島与志雄 「月評をして」
...「生きていることを感ずること」すなわち生を urteilen する意味での反省に対立して beurteilen 評価する意味で感ずることは...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...余は爰(ここ)に西洋審美学の学理に照して江戸演劇を解剖分析しこれを評価するの必要を見ず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自分の仕事を評価するとともに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...あんたを歓待してくれる土地を正しく評価することによって...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その位この歌の値打ちを私は高く評価するものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...チェスタトンの探偵小説の価値を非常に高く評価する人も中にはあるが...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...生来の己れを高く評価する性質が...
水上滝太郎 「九月一日」
...苦しむ人間性をまっとうに評価するひとと自分への責任がある...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...そこまで歴史のなかの人間を評価する力はないところが面白い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...比較にならないほど高く評価する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かれらは又五郎の絵を高く評価することで自分たちの野心の正しさを確かめ...
山本周五郎 「おれの女房」
...それと交換される他の諸貨物の分量によって評価することには...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索