...その客に疎忽(そこつ)の詑をした...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...夜中の騒がしさを一軒一軒お詑びして歩いたものです...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...額をすりつけてお詑びをいたし...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...巧いことの有りったけを並べて詑(わ)びを云い...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「細雪」
...その時分にはいつもお母さんが兄さんに詑(わ)びを入れて堪忍(かんにん)して貰(もら)っていたのだそうだ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...よう/\のことでお詑びがかなって大名衆のれつにくわえていたゞけたのは...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...お詑びでもある(私のワヤの余沫が同君へまで飛んだのである)...
種田山頭火 「其中日記」
...先夜のお詑とお礼とをいふ...
種田山頭火 「其中日記」
...奥様済みませんと詑びるのです...
豊島与志雄 「子を奪う」
...私のピアノなどを聴いて下さる方もありません」と詑(わ)びるのであった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ぜひ詑(わ)びにゆけと皆に抱えてこられた...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...「僕はただ泣いて皆さんにお詑びします...
原民喜 「奇蹟」
...妻は大分前から彼の帰りを待ち詑びてゐた...
原民喜 「忘れもの」
...あしたあたしお詑びに出ててよ...
平出修 「瘢痕」
...たれが心から詑びたか...
吉川英治 「折々の記」
...終戰後は殆んどどこへもお詑びして出ないことにしてゐます...
吉川英治 「折々の記」
...また無沙汰の詑びもしてゐるやうな氣がして樂しかつた...
吉川英治 「折々の記」
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