...不レ然徒爾講二明訓詁一而已...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...然らずして徒爾(とじ)に訓詁(くんこ)を講明(かうめい)するのみならば...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...訓詁註釈にのみ熱心なること比々然りである...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...第二は文献学主義(学術の名の下に文献訓詁の成果をすぐ様思想の典拠とする一切の博学又は牽強付会の方法――アカデミック・フールに著しい)...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...王充の論衡に爾雅は五經の訓詁であるといつてゐるのをも排して...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...釋詁に※祀祠蒸嘗祭也とあるのは即ち祭のことを釋したので...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...※祠嘗蒸等の主なる祭は全く釋詁と重複してゐるのである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...即ち釋詁篇は始也より以下終也より以上...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...これに據れば釋詁篇が初めより一定の體裁で作られ...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...所が其體裁から考へて尤も疑問となるのは釋詁篇に於て殊に重複の多いことである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...釋詁が終也を以て終らないで其の次に崩薨無禄卒徂落殪死也を以て終つてゐることである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...從つて釋詁が其の以前に出來たとすれば...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...爾雅の中でも釋詁篇は七十子を距ること遠からざる時代...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...但それは爾雅そのものゝ成立の沿革であつて、これから推測される所の經籍の世に出た次第を云へば、書の周公に關する部分、それに詩の風雅并に周頌魯頌あたりまでは爾雅の釋詁篇の古く出來た部分に依つて解釋されるやうになつて居り、書の洪範其他殷に關する部分、及び詩の商頌などは釋言篇の古く出來た部分に依つて解釋されるやうになつて居り、書の唐虞に關する部分、及び春秋公羊傳の基礎になつた部分は、釋詁篇、釋訓篇などの附益せられた部分に依つて解釋されるやうになつてゐる...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...ただ古今書録には經解・詁訓が子目に現はれた...
内藤湖南 「支那目録學」
...經解・詁訓は皆讖緯と小學の兩方に合併されてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...能の研究といへば多くは文学的に能の台本(謡曲)の訓詁註釈に没頭するとか...
野上豊一郎 「演出」
...漢儒専於訓詁...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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