...それにしてもまだこの頃には生物の進化に関する証拠が何もなかったのですから...
石原純 「チャールズ・ダーウィン」
...固(もと)からの耕地でない証(あかし)には破垣(やれがき)のまばらに残った水田(みずた)を熟(じっ)と闇夜に透かすと...
泉鏡花 「遺稿」
...今試みにその証跡を列挙せんに...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...あなたには自分の事務員が見分けられないのを証明したくてウズウズしていたのがおわかりになりませんか? あの男には何でもナンセンスにしてしまう傾向があります...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...ア・ポステリオリに証明せられる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...実証科学――幼稚な・迷信に類する・又発達した・科学性を有った――の知識は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併し私は弁証法を論理のそういう一部分だとは考えていない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それは両足で立ち、言葉をつくり、そして人間の法則を自分で発見できることを、二十万年の歴史のはてに今、実証し、きらめく星もが持たない新しい秩序を自分の手でたしかめ、完成しようとしているのである...
中井正一 「生まれ変った赤坂離宮」
...懐古と考証とに耽(ふけ)っているので...
中里介山 「大菩薩峠」
...本当の証拠になるやうな資料は思ひの外乏しいやうである...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...「何を証拠に」「証拠は充分過ぎるほどある...
野村胡堂 「古城の真昼」
...結構すぎるほどの現場不在証明(アリバイ)を持っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかなる確証も存在しない」われわれがその中に生活している...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...正にその故に吾々は原始人の心理がその経済的活動に倚憑することを証明するに当つて...
平林初之輔 「文学方法論」
...ただ一つ現実的なる理論的意識は弁証法的思惟である...
三木清 「危機における理論的意識」
...これを証真寺というは...
南方熊楠 「十二支考」
...その考証の迹(あと)を手記して置いたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...女の詮議(せんぎ)をしてなんのたしになるか」問題は甲斐の手に証文がにぎられているということだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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