...出京のついでに梁川君を訪うことにしたのであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いまは訪う者みな口にするその哀しみの谷では不安になると...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...豊後に梅の野生地を訪う九州の豊後ならびに日向の地には梅の野生地があると聞き...
牧野富太郎 「植物記」
...源氏はまだ恋人などの家を微行で訪うようなことをしないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏が大井の山荘を訪うことは困難であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私の家を訪うものがあった...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...山陽は柴野栗山を駿河台に訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...中井履軒を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年十三年の秋方(まさ)に纔に王子金輪寺を訪うたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...日を隔てて又先生を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...浜野氏は頃日(このごろ)福山賢忠寺の墓を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...作者勝諺蔵(かつげんぞう)をば部屋に訪うて交(まじわり)を結んだ...
森鴎外 「細木香以」
...有田を訪うものは今何を為(な)しつつあるかを知りたいのである...
柳宗悦 「北九州の窯」
...久慈はマリアを訪うつもりで戸を叩いた今までの決心も...
横光利一 「旅愁」
...私達は帰途に古澤先生のお宅を訪うて奥様と令息達にお目に掛つた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いまわれを訪う者である」と...
吉川英治 「三国志」
...三の知人を訪うてもどったのだが...
吉川英治 「私本太平記」
...訪う者訪う者、ぼくのヒゲを褒めていう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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