...渠はふと大野を訪うて見たくなつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...今の代議士武市庫太(たけいちくらた)君の村居を訪うた事も覚えて居る...
高浜虚子 「子規居士と余」
...訪う人も来る人もなく...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...就職口を頼んであった友人を岐阜市内の銀行に訪うたのであった...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...長岡佐渡ノ主興長(おきなが)を訪うた...
直木三十五 「巌流島」
...ここを訪うて来た関守氏は...
中里介山 「大菩薩峠」
...土産物持参で実隆を訪うたことは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...訪うて行かぬなどという間柄は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...蘭軒と同じく墓を訪うた柴山(しばやま)は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...浜野氏は頃日(このごろ)福山賢忠寺の墓を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...有田の焼物有田を訪う者はあの泉山(いずみやま)を忘れまい...
柳宗悦 「北九州の窯」
...読売新聞社に小野金次郎を訪う...
山本周五郎 「青べか日記」
...それによく小右京さまを訪うて来る菊王という者と...
吉川英治 「私本太平記」
...訪う人もない浪宅に微禄(びろく)していた頃...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒井忠次(さかいただつぐ)のやしきを訪うて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここを訪うたときの歌がある...
吉川英治 「随筆 新平家」
...丹波市の同会図書館を訪う日があったら...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...……元良先生を訪う...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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