...白隱和尚修業の地なる正受庵を訪うた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...呑牛を訪うて頼むと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...訪う人も来る人もなく...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...高橋さんを訪う、同道して貸部屋探し、見つからない、途中、二神さんを訪う、初めて房子さんに会う...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...北原白秋氏が氏を訪うた時...
萩原朔太郎 「蒲原有明氏の近況を聞いて」
...旧情を温め旁々(かた/″\)一夕僕は氏をニコラーエフスカヤの其の宅に訪うた事がある...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...頼春風は蘭軒を立山の寓舎に訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...棠軒を善行寺に訪うたものは「貞白...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...浜野氏は頃日(このごろ)福山賢忠寺の墓を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...谷城の城外数里にある梧谷面梧枝里を訪う...
柳宗悦 「全羅紀行」
...二だが私が今日はるばるこの日田を訪うたのは水のためでもなく...
柳宗悦 「日田の皿山」
...とくに途中で大阪を訪う必要があったとすれば...
柳田国男 「故郷七十年」
...Mの字の秘密記者がある老刑事さんを訪うて苦心談をきいていると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...輦輿の御供の佐々木道誉を訪うとみせ...
吉川英治 「私本太平記」
...竹中半兵衛を訪うて...
吉川英治 「新書太閤記」
...花輪グリルを訪うとここもお休み...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...小次郎将門が仕えていた左大臣家――宮中第一座の顕職にある藤原忠平の私邸を訪うことは怠るはずもない...
吉川英治 「平の将門」
...先方から訪うてくれるような人はひとり斎藤の伯父だけだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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