...紅葉を飯田町の三畳の書斎に訪うて話していると...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...朝から晩まで朝野の名流を訪うて露国に関する外交上及び産業貿易上の意見を叩き...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...彼は翌日知人を訪うて精(くわ)しい容子を聞くことにして...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...夫妻は二たび赤沢君(あかざわくん)を訪うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...慶応義塾に訪うた...
直木三十五 「死までを語る」
...わたくし達は又既に百花園の荒廃に帰して今更これを訪うべき価値のないことをも熟知していた...
永井荷風 「百花園」
...十三日の夜酒肴を齎して茶山を小川町の阿部邸に訪うたと見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...竹亭は公退の途次其病床を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二だが私が今日はるばるこの日田を訪うたのは水のためでもなく...
柳宗悦 「日田の皿山」
...鷹ヶ峰を訪うてみてください...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...グランドホテルに少将を訪う...
山本笑月 「明治世相百話」
...その寓居を訪うた翁は「到って静かで師を尋ねて来る人もなかった」と手記している...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...とうとうこの愉快な代議士君に引っぱり出されて鎌倉の円覚寺に釈宗演和尚(しゃくそうえんおしょう)を訪う事になった...
夢野久作 「近世快人伝」
...Mの字の秘密記者がある老刑事さんを訪うて苦心談をきいていると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...石川を訪うた足で...
吉川英治 「私本太平記」
...どこへも、お行き先はないのか」「じつは、仔細あって、当所の楠木殿を頼ってまいったのですが、今のような次第では、御門を訪うても、後日の禍いです...
吉川英治 「私本太平記」
...訪うてみましょう...
吉川英治 「平の将門」
...羽鳥の上総介良兼を訪うことにきめた...
吉川英治 「平の将門」
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