...白隱和尚修業の地なる正受庵を訪うた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自分は知人某氏を兩國に訪うて第二の避難を謀つた...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...今夏再び余を訪うて曰く...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...ある家の主人を訪うてある事を弁じつゞけ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...わたくし達は又既に百花園の荒廃に帰して今更これを訪うべき価値のないことをも熟知していた...
永井荷風 「百花園」
...神余隼人の始めて実隆のもとを訪うたのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...我今君を訪うは六月六〉と...
南方熊楠 「十二支考」
...蘭軒は此日に茶山を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...中井履軒を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...米庵は神辺に茶山の留守を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...竹亭は公退の途次其病床を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...途上四月八日に某寺を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...近ごろわたくしを訪うて文学芸術の問題ないし社会問題に関する意見を徴し...
森鴎外 「なかじきり」
...有田を訪うものは今何を為(な)しつつあるかを知りたいのである...
柳宗悦 「北九州の窯」
...グランドホテルに少将を訪う...
山本笑月 「明治世相百話」
...それから良人が旧知の太田氏を病床に訪うて帰るのを待つて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いらい何十年もつい訪うていなかったのだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...ふと訪うひともあらば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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