...すると間もなく二葉亭は博士を訪うて...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...気はすゝまないけれど仕方なしに敬君を役所に訪うて少しばかり米代を融通して貰ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...夫妻は二たび赤沢君(あかざわくん)を訪うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...毎日三条西家を訪うている...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...第三十一日は蘭軒が広島の頼氏を訪うた日である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文治の故蹟を高館(たかだち)に訪うて判官義経を弔し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...先づ津山氏を訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まだ浦和県出仕の典獄であった優善を訪うと...
森鴎外 「渋江抽斎」
...近ごろわたくしを訪うて文学芸術の問題ないし社会問題に関する意見を徴し...
森鴎外 「なかじきり」
...沖縄を訪うにしくはありません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...翁は非番の日には必ず能静氏を訪うて稽古を受けた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...午前に埠頭の福昌華工株式会社を訪うた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私達は帰途に古澤先生のお宅を訪うて奥様と令息達にお目に掛つた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...加地安芸守を訪うと...
吉川英治 「上杉謙信」
...訪うて宿をからんためであった...
吉川英治 「三国志」
...彼の床几を訪うて来て...
吉川英治 「私本太平記」
...足利学校の訪う人もない庭梅と...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...訪う人も稀れである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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