...噛るといえば鰹節も同じ意味で必要品に加えたように記憶する...
石川欣一 「可愛い山」
...岩壁の恰好を記憶する様にしていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...明治大帝の明治元年御即位の時は如何(いか)なる時代であったかということを諸君は記憶する必要がある...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...といふ名前だつたと記憶する...
太宰治 「お伽草紙」
...画は西川派風であつたと記憶する...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...また私がかつて論証したと記憶するところの余のすべてのものについて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いかにも真に迫っておもしろかったのを記憶する...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...」これには自分はだいぶ異論があったように記憶する...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...中にはバンザーイと叫んだのもいたように記憶する...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...人類がその歴史さえ記憶するあたわざる上古より第十三...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...読者の記憶するとおり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この辺でのことだったといって指ざしたのがヴォーの塁砦の付近だったように記憶するから...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...現代の社会が騒音であるからその表現もまた騒音的であるべきだという論拠だったと記憶するが...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...(b)我々の記憶する限りでは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...山口分の大洞(おおほら)というところにもありしことを記憶する者あり...
柳田国男 「遠野物語」
...石川啄木の戯書があったと記憶するが...
山之口貘 「酒友列伝」
...日本の国にあったと記憶する...
山之口貘 「つまり詩は亡びる」
...どこかに強く説いてゐたことを記憶する...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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