...又は武将と結託することにもなつたであらう...
石川三四郎 「社会的分業論」
...B 歌のような小さいものに全生命を託することが出来ないというのか...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...自分の一生を託するにしては...
薄田泣菫 「独楽園」
...この書信に託する...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...しかれども諸友の懇切なる奨励はついに大胆にも余をしてこの冊子の運命をばわが現今日本の社会に委託するの策を決せしめたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...自殺者がその遺書に長々と感懐を託するのと同じである...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...児を救済院に委託することが出来る...
豊島与志雄 「北支点描」
...われは唯西洋の文芸美術にあらざるもなほ時としてわが情懐(じょうかい)を託するに足るものあるべきを思ひ...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...仮令(たと)いあるいは学校に入れ他人に託するも...
福沢諭吉 「教育の事」
...子を学校に託するは身に才なきがためなりと...
福沢諭吉 「教育の事」
...他の大切なる箇条をも挙げてこれを他人に託するとは...
福沢諭吉 「教育の事」
...諸君もし他日余にこの事業を委託することあらば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それに公けのことを執行する権利を委託する...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...素行の不潔な男子に一国の政治を託することは危険であると思う...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...時代遅れの宗教に教育を託する事の有害なのは云ふ迄も無く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼が後事を託するに足るとしていたのは...
吉川英治 「三国志」
...いささか国事の難を託するに足る人かとおもった...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...ダルカセヴァに託するために...
和辻哲郎 「鎖国」
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