...」「若し夫れ通人才子の情を寄せ興を託する...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...又は武将と結託することにもなつたであらう...
石川三四郎 「社会的分業論」
...(間)何にだって全生命を託することが出来るもんか...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...一刻の後に押掛ける事太都夫には日置の館に此始末を注進することを託すること躊躇は許さぬ用意にかゝれと叫んだ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...それがエセックスからマウントジョイあての信書を託する好機となったのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ただこれを蘭夷に託するはいまだ善を尽さず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...私は感謝の意をこの後記に託する...
豊島与志雄 「随筆評論集「情意の干満」後記」
...児を救済院に委託することが出来る...
豊島与志雄 「北支点描」
...幾分か背の重みを梯子(はしご)に託する事ができる...
夏目漱石 「坑夫」
...郁子さんに依託することになった...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...仮令(たと)いあるいは学校に入れ他人に託するも...
福沢諭吉 「教育の事」
...これを内国人に委託するよりは優っているとの論に附加して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...泰声を(はげま)して我は惜しむに足らず母を託する方なしと歎くと虎が放ち去った...
南方熊楠 「十二支考」
...城ヶ島なら屈託する事はない...
夢野久作 「名娼満月」
...使ひ歩きを業とする者に託する...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...それぞれに後事を託するところがあった...
吉川英治 「三国志」
...財産を委託する方を快しとした...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
...ダルメイダの選んだ十六カ村をキリシタン村としてダルメイダに託することなどであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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