...この書信に託する...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...ただこれを蘭夷に託するはいまだ善を尽さず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...併し吾々は最後の依り処を歴史的感覚の概念に託するからと云って...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...理論的説明を仮託するものとして...
戸坂潤 「辞典」
...故に臣に託するに大事を以てせりと藤田東湖評して曰く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自分の気に入った人へすぐに身を託する子供特有の率直な信頼さで娘はジェルマン夫人の首に抱きついていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...落着いてこの生を託することができるというわけではありませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その運命を自分に託するもののごとく...
夏目漱石 「永日小品」
...郁子さんに依託することになった...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...法律顧問を託する女が媚(こび)を呈するような態度で...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...これらの諸氏に立ち直ってほしいと思う私の心からの願望を託する言葉として...
三好十郎 「恐怖の季節」
...――これが自分の生涯を託する家だ...
山本周五郎 「やぶからし」
...城ヶ島なら屈託する事はない...
夢野久作 「名娼満月」
...素行の不潔な男子に一国の政治を託することは危険であると思う...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...使ひ歩きを業とする者に託する...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ねがわくは陛下臣に託するに...
吉川英治 「三国志」
...それぞれに後事を託するところがあった...
吉川英治 「三国志」
...財産を委託する方を快しとした...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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