...治療(ちりょう)に託してこれに親(した)しみ...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...要を託して車を片岡家に走らせ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼は神に身を託していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その一コマをレンズに託して...
中井正一 「物理的集団的性格」
...わしはこれから宿(しゅく)まで様子を見に行って来ますから」おやじはがんりきに留守の小屋を託して...
中里介山 「大菩薩峠」
...独去独来の道を一本の金剛杖に託して...
中里介山 「大菩薩峠」
...然し彼等は四季を通じて殆んど田畑の仕事にばかり屈託して居るのですから衣類の節約が極端に行はれて居ます...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...自然の風物に託して主観の情調や気分を詠じているので...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すべての問題を信の一字に託して...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...それから事に託して他の一...
南方熊楠 「十二支考」
...例の嵯峨(さが)の御堂の不断の念仏に託して山荘を訪(たず)ねた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...六条院に託しておくのが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お亡(な)くなりになった朱雀院が特別にこの尼宮を御援助になるようにと遺託しておありになったために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...畑成文(はたせいぶん)に託してこの巻(まき)を沽(う)ろうとした...
森鴎外 「渋江抽斎」
...誰にこの仮面(めん)を託して江戸表へやったものだろうか...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼は密使の江戸忠重(ただしげ)に託して...
吉川英治 「私本太平記」
...それを家臣に託して...
吉川英治 「新書太閤記」
...そちの後事を託しておこう――と...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??