...年来の秘策を訐(あば)かれたりし...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...それ等の学校の悲惨を訐(あば)いた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...訐いてもってこれを快しとするものにあらず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...人の陰私(いんし)を訐(あば)くことを好む者でございます...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...動(やや)もすれば訐(けつ)以て直となし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...故らに訐いて以て直とするには非ずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...故らに訐いて以て直とするには非ずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それから『※』と云ふ、『訐』と云ふ字、それから『送』の字を使つて居る...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...訐の字だけありませぬ...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...所で此の訐の字を筆法の術語として使つて居る人が其の外にあるかと云ふと...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...訐すと云ふのは詰り之を彈く...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...その外れるやうな勢ひでパツと撥ねるのだと云ふことを説明する所に『訐』の字を使つて居る...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...この訐字を使つたのが...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...けれども『訐』の字を書いたのは支那には韓方明の外ありませぬ...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...又は『訐』の字だけを使つて居つて...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...女房とならば亭主の私行を訐(あば)くべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...真面目に人生から教訓を受けたいのです」「私の過去を訐(あば)いてもですか」訐くという言葉が...
夏目漱石 「こころ」
...己が何か秘密を訐(あば)かうとするだらうだの...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
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