...お通は訊ねるのをあきらめて...
犬田卯 「錦紗」
...とあの人に訊ねると...
太宰治 「駈込み訴え」
...横町の廻り角の俥屋にいって訊ねると...
近松秋江 「狂乱」
...確かにその音を聞いたかと訊ねると...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...と其(そ)の時彼は真面目な顔をして私に訊ねるのだった...
中島敦 「虎狩」
...憤々(ふんぷん)として当り散らしている蔀半四郎に訊ねるわけにも行かず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こう訊ねる気になりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「この頃睡れるかい」と彼はさりげない調子で訊ねる...
原民喜 「飢ゑ」
...「あの甥はどうなりましたか」と訊ねる...
原民喜 「星のわななき」
...別なことを訊ねるが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...小林(三木助君の本姓)は」私が訊ねると...
正岡容 「わが寄席青春録」
...この頃はお湯はどうしてゐます?」と訊ねると...
正宗白鳥 「水不足」
...」と訊ねると、中央公論とのこと...
横光利一 「汚ない家」
...次のことを訊ねると...
吉川英治 「三国志」
...親たちは何と呼ぶかと訊ねると...
吉川英治 「源頼朝」
...店をしまいかけた茶屋の者に訊ねると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どうした理(わけ)か、と訊ねると、(こんどの船都合は、この飾磨(しかま)に上がる旅客(きゃく)もなし、少しの積荷は、沖待ちの船頭から受取ったので、船はすぐここから室(むろ)の津(つ)へ廻し、先を急ぐので)という便船の者の言葉だとある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「では訊ねるが、貴公、鷺江(さぎえ)お雪という女笛師と、よほど深い間がらでござろうな」「知らぬ! 存じませぬ!」きっぱりと言って、横を向いた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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