...彼はいつも言訳ばかりする...
...試験に落ちたら言訳ばかりしていないで、もっと勉強すればいいのに...
...彼女はいつも自分の怠慢を言訳している...
...言訳を言わずに、自分の責任を取るべきだ...
...まだ言訳もあるんだが...
泉鏡花 「海城発電」
...」と顔色を変えて言訳をしたそうだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...言訳がましい事を言つたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...何だつて十月に限つてそんなに不精(ぶしやう)なのだと訊くと、菊五郎は親爺譲りの癖で、ぐつと反身(そりみ)になつて、言訳をする...
薄田泣菫 「茶話」
...「だがの……」鵬斎は素直に言訳をするらしく言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...彼女は思ひとどまつて次のやうに言訳をした程である...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...婆やは何度も言訳しながら言葉を継いで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「いや前置をすると言訳らしくなつて不可(いけ)ないから...
夏目漱石 「それから」
...あなたは一家族中悉(ことごと)く馬鹿にしていらっしゃる」「どうも恐れ入りました」「そんな言訳はどうでも好いんですよ...
夏目漱石 「それから」
...そこは悪く思ってくれない様にと言訳を付け加えた...
夏目漱石 「それから」
...敬太郎は精一杯(せいいっぱい)言訳をする必要を感じた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...実際つまらない結果で御気の毒です」と言訳をつけ加えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...全くないんです」と鉄面皮に言訳がましい事をぬかした...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...偶発の言訳が偶中(ぐうちゅう)の功(こう)を奏した時...
夏目漱石 「明暗」
...ああまですることはなかったのさ」と言訳のようなことをいった...
久生十蘭 「蝶の絵」
...幾度私達は饑(うえ)をしのいだことであつたか! お蔭で私は幾篇の小説をつゝがなく書き終らせたことか! 勘定の言訳の述べ憎くなつた居酒屋から...
牧野信一 「三田に来て」
...言訳するにも為様(しやう)の無い馬鹿々々しい問題だから...
眞山青果 「茗荷畠」
...またそうなっても言訳のできる年輩に進むのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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