...彼はいつも言訳ばかりする...
...試験に落ちたら言訳ばかりしていないで、もっと勉強すればいいのに...
...彼女はいつも自分の怠慢を言訳している...
...言訳を言わずに、自分の責任を取るべきだ...
...さまざまに言訳(いいわけ)めきたる事を思ふなり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...つい面白い原稿だねのない言訳(いいわけ)に一寸議論の端(はし)が飛び出して来たという次第なのですよ...
海野十三 「壊れたバリコン」
...」将軍は大炊頭の言訳を聞いて...
薄田泣菫 「茶話」
...人の顔を見たら言訳するのんが可笑(おか)しゅうて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いつもこいさんに勧めてるねんけど」幸子のそう云ったのが言訳らしくひびいたのか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...橋寺は言訳するのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...婆やは何度も言訳しながら言葉を継いで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何とかかとか言訳は聞かされたけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...「こんな所へ来るはずじゃなかったんですが」と自分はつい言訳らしい事を云った...
夏目漱石 「行人」
...「いや前置をすると言訳らしくなつて不可(いけ)ないから...
夏目漱石 「それから」
...此年(ことし)の末にはどうかするからという当人の言訳を信用して...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ところが意外にも彼は何とか言訳を拵(こしら)えて容易に立とうとしなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...いくら言訳をいっても...
夏目漱石 「道草」
...どうぞ誤解のないようにして下さい」百三十お秀の言訳はお延にとって意外であった...
夏目漱石 「明暗」
...過去が過去だから言訳がたたず...
久生十蘭 「ノア」
...何事かと思へば新聞の配達人が人を起して新聞の不着の言訳をするのであつた...
正岡子規 「夏の夜の音」
...爵位ある上流人士を家に招きしは初めてなれば何となく心苦しく覚えて事ごとに言訳(いいわ)けし「広海さん...
村井弦斎 「食道楽」
...この病気に関してはいっそう言訳がたたない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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