...彼はいつも言訳ばかりする...
...試験に落ちたら言訳ばかりしていないで、もっと勉強すればいいのに...
...彼女はいつも自分の怠慢を言訳している...
...言訳を言わずに、自分の責任を取るべきだ...
...」身を恥じるように言訳がましく...
泉鏡花 「浮舟」
...十人が十人(悪いこととは知りながら)と言訳(いいわ)けを吾れと吾が心に試みながら...
海野十三 「振動魔」
...出まかせの苦しい言訳(いいわけ)だとしか思えなんだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一人一人が何とか言訳を添えた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...彼は頭をかきながら本気になって言訳するようにつけ加えた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...島中を歩き廻って宿へ帰ったら番頭がやって来て何か事々しく言訳をする...
寺田寅彦 「海水浴」
...と息を喘(はず)ませて言訳を云っている...
夏目漱石 「永日小品」
...仕方がないから「でも御気の毒ですから」と言訳かたがた挨拶(あいさつ)をすると...
夏目漱石 「坑夫」
...「いや前置をすると言訳らしくなって不可(いけ)ないから...
夏目漱石 「それから」
...自分と父の言訳にもなった...
夏目漱石 「明暗」
...その言訳がどこから出て来たのか...
夏目漱石 「明暗」
...まだ負債を返済していないことを手軽に言訳してから...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...心には存じながらツイ……」「イイエそんな言訳は聞きません...
二葉亭四迷 「浮雲」
...良心の為に言訳の為の言訳めいた心も消えて行くのであつた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...云われない人命の犠牲に対する最小の言訳をも与えるものであり得ないことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...言訳を聞き終りてほつとする仕打あり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...「自分の休戦条約の中には夜のことは何とも言ってない」と言訳をした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...文明国の体面を保存する言訳だけに授けて置くに過ぎないのです...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
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