...主(しゆ)よ、教法の掟に従つて、言上する事を、容し給へ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...諸人の庭中に言上する事を聞かしめ給ふ...
太宰治 「右大臣実朝」
...わざわざ殿へ言上するなんて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...依って法印から太閤に言上すると...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...特に知己諸君に之を言上する...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...斉彬公へ仔細に言上するか?――もし...
直木三十五 「南国太平記」
...毎年きまつてまな鶴がひとつがひきたがそれがくると殿様に言上することになつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...鶴御成の日時をさだめて将軍に言上するのである...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「お祝いの言葉を言上することも...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...京水は「善郷(中略)実子の届に言上するに及て杏春と称す」と自記してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お詫びを言上する...
吉川英治 「私本太平記」
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