...言うべき何物も有(も)たない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...しかしそこには言うべき何事も残ってはいなかった...
有島武郎 「星座」
...俺たちにとっては聖典とも言うべきものだったこのクロポトキンの『パンの略取』は...
高見順 「いやな感じ」
...いったい何か言うべきことをもっているだろうかしら...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...各民族のうちの無数の素朴(そぼく)な魂の人たち――世界の心とも言うべき人たち――のほうへ彼の愛はすべて向いていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...言うべきことを正確に言ってるか言っていないかがあるばかりだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただその航空が心の深淵のなかで行なわれたとでも言うべきでしょうか...
豊島与志雄 「渡舟場」
...京町一丁目も西河岸(がし)に近いはずれとでも言うべきものであろう...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...イタリーの誇りとも言うべきスカルラッティ父子と相識(あいし)り...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「勝利の悲哀」とも言うべき葬行曲が...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「近代のバッハ」とも言うべきであろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...女性の中の宝玉とも言うべき...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...プラトンのいわゆる「霊魂の思慕」とも言うべきものであった...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
......
エドゥアール・エルネ・プリリュー Edouard Ernest Prillieu 竹本周平訳 「Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について」
...もう少し言うべきかどうか少し迷った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...長与敏行夫人と言うべきかな?春子 まあ...
三好十郎 「樹氷」
...亡くなった母については別に言うべき事がない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...何とも言うべき言葉を知らない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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