例文・使い方一覧でみる「言い置いて」の意味


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...あとはお前でどうなとしなよ』と言い置いて私に十銭玉一つと...   あとはお前でどうなとしなよ』と言い置いて私に十銭玉一つとの読み方
井上貞治郎 「私の履歴書」

...やっぱり外出は厳禁だよ」検事はそう言い置いて...   やっぱり外出は厳禁だよ」検事はそう言い置いての読み方
海野十三 「地獄の使者」

...ポカンとしているみんなに何か言い置いて...   ポカンとしているみんなに何か言い置いての読み方
大杉栄 「日本脱出記」

...そう言い置いて次郎兵衛は居酒屋へ引返して亭主を大声で叱りつけながら番傘を一ぽん借りたのである...   そう言い置いて次郎兵衛は居酒屋へ引返して亭主を大声で叱りつけながら番傘を一ぽん借りたのであるの読み方
太宰治 「ロマネスク」

...と言い置いてくれた由(よし)...   と言い置いてくれた由の読み方
田中英光 「オリンポスの果実」

...妻にはある青年の就職の世話をしにペテルブルグへ行って来ると言い置いて...   妻にはある青年の就職の世話をしにペテルブルグへ行って来ると言い置いての読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」

...なんとも言い置いてくださらなかったんですもの...   なんとも言い置いてくださらなかったんですものの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...宿元をよく言い置いて来たから...   宿元をよく言い置いて来たからの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...戸締りをよくして置いて下されよ」こう言い置いて...   戸締りをよくして置いて下されよ」こう言い置いての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...言い置いて行きたい事も定めてあったろう...   言い置いて行きたい事も定めてあったろうの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...それで馬でも買えと言い置いて川口の船屋敷へ戻ると...   それで馬でも買えと言い置いて川口の船屋敷へ戻るとの読み方
久生十蘭 「うすゆき抄」

...その時ふいに、クリスマスに来たいと言ってきた阿比留信にこんなところに泊まらせてやったら愉快がるだろうと気まぐれに思い立って、そのままずかずかと裏木戸から這入(はい)って、台所を覗いて見ると、ストオヴの側で白いエプロンをかけた日本人の若い娘が卓の上に水仙の花を惜しげもなく一ぱい散らかして、いくつかの花瓶(かびん)にそれを活けていたが、私の意を伝えると、きのう主人夫婦も横浜から来たばかりで、何でも、もうクリスマスには大ぜいな客があるように申しておりましたけれども、……まあ、中へおはいりになってお待ち下さい、と人懐こそうに私の方をまじまじと見ながら、そう言い置いて、奥へ引っ込んでいった...   その時ふいに、クリスマスに来たいと言ってきた阿比留信にこんなところに泊まらせてやったら愉快がるだろうと気まぐれに思い立って、そのままずかずかと裏木戸から這入って、台所を覗いて見ると、ストオヴの側で白いエプロンをかけた日本人の若い娘が卓の上に水仙の花を惜しげもなく一ぱい散らかして、いくつかの花瓶にそれを活けていたが、私の意を伝えると、きのう主人夫婦も横浜から来たばかりで、何でも、もうクリスマスには大ぜいな客があるように申しておりましたけれども、……まあ、中へおはいりになってお待ち下さい、と人懐こそうに私の方をまじまじと見ながら、そう言い置いて、奥へ引っ込んでいったの読み方
堀辰雄 「雉子日記」

...秘密をだれにも知らせないように」と言い置いて...   秘密をだれにも知らせないように」と言い置いての読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...あちらでもいつまでも子供のようにお扱いになるのですよ」などと言い置いてきれいに装束した源氏の出かけるのを病床の夫人は平生よりも熱心にながめていた...   あちらでもいつまでも子供のようにお扱いになるのですよ」などと言い置いてきれいに装束した源氏の出かけるのを病床の夫人は平生よりも熱心にながめていたの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...私の物足りなさを斎宮は補ってくださるでしょう」などと言い置いて源氏は帰った...   私の物足りなさを斎宮は補ってくださるでしょう」などと言い置いて源氏は帰ったの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...今日になって中止のできることでもなかったから儀式その他についての注意を言い置いて...   今日になって中止のできることでもなかったから儀式その他についての注意を言い置いての読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...私はどんなにでもしてあなたのためによくしてあげますから」こう言い置いて常陸の妻は娘のところから帰ろうとした...   私はどんなにでもしてあなたのためによくしてあげますから」こう言い置いて常陸の妻は娘のところから帰ろうとしたの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...言い置いて役所へ出た...   言い置いて役所へ出たの読み方
森鴎外 「鶏」

「言い置いて」の書き方・書き順

いろんなフォントで「言い置いて」


ランダム例文:
大嘗   秘密   当たり前のように  

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