...このカフェ・ネオンに営業を休んではならぬと言い渡してあった...
海野十三 「電気看板の神経」
...船長は甲板へ行って船員に言い渡した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...店の者皆に言い渡した...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...末の見込み無しと即座に勘当(かんどう)を言い渡し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...自分にもそれを言い渡してあったので...
太宰治 「人間失格」
...勝治の目前で静かに言い渡した...
太宰治 「花火」
...冷やかにこう言い渡したのである...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...左様心得てもらいたいという言い渡しでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよのとき言い渡したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...裁判所は被告人の有罪なることを認め(この点は検事と同意見です)被告人を懲役二年に処し但し五年間刑の執行を猶予する(この点弁護人の主張を容れたものと見えます)旨言い渡しました...
浜尾四郎 「死者の権利」
...幽霊どもに一々判決を言い渡したところ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ホテルに帰り着くと、かれはまだばんさんもすまぬうちに、事務所で、思いがけない事情にせまられて、あしたのあさ出発せねばならぬ、と言い渡した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...引き取れ」と言い渡した...
森鴎外 「最後の一句」
...やっぱりお梅さんが言い渡して置いて...
森鴎外 「独身」
...家中一同へ言い渡して給もいの...
吉川英治 「私本太平記」
...三名に言い渡した...
吉川英治 「私本太平記」
...楊志はその晩、旅籠(はたご)に着くと、兵の強力(ごうりき)と、執事の謝、あわせて十六人へ、言い渡した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...父は大審院の敗訴で私書偽造横領罪とかいう判決の言い渡しをうけ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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