...おやじから取ってくれと言い渡した...
高見順 「いやな感じ」
...つとにお婆さんにこう言い渡してあるのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...冷やかにこう言い渡したのである...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...それが今日日(きょうび)こちとらの義務というもんだ』と言い渡した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この地方から立ち去るようにと市長殿の名をもって言い渡した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...強情(ごうじょう)張って隠し立てを致すにおいては罪が一族に及ぶぞよ」厳(おごそ)かに言い渡しているのは意外にも先日...
中里介山 「大菩薩峠」
...左様心得てもらいたいという言い渡しでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...裁判所は被告人の有罪なることを認め(この点は検事と同意見です)被告人を懲役二年に処し但し五年間刑の執行を猶予する(この点弁護人の主張を容れたものと見えます)旨言い渡しました...
浜尾四郎 「死者の権利」
...杉山衛生課長からその言い渡しを受けた...
火野葦平 「糞尿譚」
...幽霊どもに一々判決を言い渡したところ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...さてそこでアッシェンバッハは、荷物なしで旅行するのはいやだ、あともどりをして、水浴ホテルで、その品の再到着を待つことにきめた、と言い渡した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...きっぱり言い渡した...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...言い渡しの終りに...
吉川英治 「江戸三国志」
...ただし、こは訴訟に非ず、上意同様のお訊ねならば、つつしんで答えませい」と、言い渡した...
吉川英治 「私本太平記」
...先に言い渡してから面(つら)を出せ」すさまじい命である...
吉川英治 「私本太平記」
...三名に言い渡した...
吉川英治 「私本太平記」
...そして祝夫人や侍女(こしもと)などは殺さぬように、どこか一つの女房(にょぼう)(女部屋)へ押しこめておくがいいぜ」と、早口に言い渡し、そして彼自身は、郭北(かくほく)十八倉(そう)の一つ三番蔵(ぐら)の方へ宙を飛んで行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ことば短く言い渡して...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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