...私が誠に貧弱なる西洋戦史を基礎として推論する事にも若干言い分があると信ずる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...両人の言い分の間には九十度の差異がある...
江戸川乱歩 「接吻」
...愛子――愛子にも言い分があるわ...
豊島与志雄 「囚われ人」
...せっかく使者に来たお絹にその言い分が快い感じを与えることができませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...からかいの言い分ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...立派な言い分があるように思われる...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...私たちの言い分は一つも通りません...
野村胡堂 「九つの鍵」
...母親の言い分ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宗次にも言い分がありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――これはお寿の言い分ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――お前さんにも言い分はあるけれど...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...あなたたちの言い分をとおすとして...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ジェシはロシア人のバカげた言い分など聞く耳を持たない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...連中の言い分は私がもうすぐ死ぬとかそんなことだろうし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...金吾様からあいつに刃を向ける言い分が立たないのだ...
吉川英治 「江戸三国志」
...ほかの裏道でも廻って行くがいい』自分たちの言い分を代表して貰ってでもいるように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...内蔵助の言い分では...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わたくしは爺さんの所へひき返して○○の言い分を話した...
和辻哲郎 「夢」
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