...その物言いぶりが何よりもよく語っていた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...学校友だちの言いぶりで言えば彼は断然お金持だったし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...そんな言いぶりで言葉を続けた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...お作に対する物の言いぶりにも...
徳田秋声 「新世帯」
...七 『賢い人と話す興味』物の言いぶりもやはり同じようであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...井村の言いぶりが狼狽(ろうばい)している...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは哀求するような物の言いぶりは歯痒(はがゆ)いものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちぇッ」お角の言いぶりは自暴(やけ)のような気味であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのろれつのまわらない言いぶりだけでなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...「時に先生――」いやに改まった物の言いぶりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...隔てのないものの言いぶりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...団十郎の芸には心酔している言いぶりだった...
長谷川時雨 「市川九女八」
...夫婦でもなさそうな二人のものの言いぶりに...
林芙美子 「新版 放浪記」
...源氏は聡明(そうめい)らしい姫君の物の言いぶりに満足しながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...別人のようにガラリと変った今の伝法(でんぽう)な物言いぶりはどうしたものか...
吉川英治 「江戸三国志」
...もの言いぶりも吶々(とつとつ)と...
吉川英治 「私本太平記」
...石のようにこわばったお綱の物言いぶりが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その怨みを!」「でも――親の仇(かたき)ではないからなあ」周馬が歪(ゆが)んだもの言いぶりに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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