...学校友だちの言いぶりで言えば彼は断然お金持だったし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...もう何にもない」まるで義理で口を利くような物の言いぶりをする...
近松秋江 「うつり香」
...呑みきっている物の言いぶりでしたから兵馬は勃然(むっ)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがにお君の突然の言いぶりに驚かされたようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは哀求するような物の言いぶりは歯痒(はがゆ)いものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...無事に屈服することを待つかの如き言いぶりであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...お上りなされと申すに」その言いぶりが穏かでないことよりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...どちらかわからない言いぶりでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちぇッ」お角の言いぶりは自暴(やけ)のような気味であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...大風(おおふう)な侍の言いぶりであったのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは惜しいことをしましたね」心から力を落したようなお角の言いぶりでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...人に迫るような言いぶりのうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...夫婦でもなさそうな二人のものの言いぶりに...
林芙美子 「新版 放浪記」
...人間の頭蓋骨にかなうものはないからな(19)」「しかし君の大げさなものの言いぶりや...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...フ氏の言いぶり古エジプトの竜も...
南方熊楠 「十二支考」
...源氏は聡明(そうめい)らしい姫君の物の言いぶりに満足しながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...別人のようにガラリと変った今の伝法(でんぽう)な物言いぶりはどうしたものか...
吉川英治 「江戸三国志」
...その怨みを!」「でも――親の仇(かたき)ではないからなあ」周馬が歪(ゆが)んだもの言いぶりに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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