...初めのマイデヤサーだけは私にも解るが...
石川啄木 「葉書」
...近づいたから、よく解る...
泉鏡花 「薄紅梅」
...念入りの客なことは聞かなくとも解る...
伊藤左千夫 「春の潮」
...暴風雨の雲とお前との間の距離が解るのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その言葉が彼に対して発せられるということが解るのである...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...三章と七章を仔細に比較して見ればこの事が解る...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...◯第三にはヨブの苦痛に会いし意味が解るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...画がよく解るやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...経済学は社会的富を研究するものであるというのがたとえ不正確でないとしてもいかに不明瞭で粗雑で非哲学的であるかが解るであろう...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...(B)の有効需要は同じ比例でその有効供給より大であることが解る...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...時々の彼女の口吻(くちぶり)でも解るのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...僕とお兼を見たって解るでしょう...
夏目漱石 「行人」
...――お前はその血刀を専次に隠させる気になった心持もよく解るよ――専次はお夏のためならどんな事でもする」「…………」茂七は始めて平次の顔を仰(あお)ぎました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それならばよく解る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...解るか」平次は獲得を逃したらしくキヨトンとして歸つて來た八五郎を顧(かへり)みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(文壇で我々の自由詩が解る人は...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...だらだらした没表情のものであるかが解るだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...十三世紀末の蒙古襲来(1274, 1281)が我国に如何なる影響を与えたかを見れば解るであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
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