...この事を知るはヨブ記の主部(発端と結末を除きし部)を解する上において最も大切である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...先年或る少年が宇宙の解すべからざることを苦に病んで華厳の滝へ飛び込んだとて世間大評判であつたが...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...有機物を分解することがよく知られている...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...それが人間と解することはまずその方を穏当の見解とせねばなりません...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...……それもなか/\出来ることは出来る人なの……」低い声で独り恥辱(はじ)を弁解するように言った...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...そうして支那の書物を読みその思想を理解する力は彼らよりも優れている...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...三観念の客観的実在性(realitas objectiva ideae)ということによって私は観念によって表現されたものの実有性(entitas)を、それが観念のうちにある限りにおいて、理解する...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...わたしには到底(とうてい)これを諒解することが出来ない...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...解する所として感ぜざる所なし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...八重の気持を解することができない...
外村繁 「澪標」
...伯の辞職を求むる理由は殆ど解すべからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そこでは自然と肉体現象の反復を邂逅のもつ美しさとして理解する...
中井正一 「リズムの構造」
...併し私のあたまは主として原文を理解する事の方へ向つてゐなければならなかつた...
野上豐一郎 「「漱石のオセロ」はしがき」
...これら三つの関係の最大の範囲を理解するためには...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...フォイエルバッハは存在の歴史性については何事も理解することがなかつた...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...この間にはわが解することの誤りたるところなくして...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...たった二百年も過ぎれば実は半分はその言葉の意味を解する者がない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...理解することによつて國民は...
山浦貫一 「新憲法の解説」
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