...泊れといはれたが、お断りして安宿に泊つた、三角屋といつて、相客が多くてうるさかつたが、悪い宿ではなかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...加藤巡査には角屋のところで本署の自動車を一先づとめてもらひたい...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...角屋は国道に沿ひ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...角屋(かどや)の座敷の繪襖とは...
永井荷風 「十年振」
...三角屋敷の址(あと)を尋ね歩いたことも...
永井荷風 「深川の散歩」
...(三角屋敷は邸宅の址ではない...
永井荷風 「深川の散歩」
...ひとり角屋を出て来た...
中里介山 「大菩薩峠」
...角屋の中へはいった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...私(わたし)の家(うち)は向う横丁の角屋敷(かどやしき)ですとさえ云えば職業などは聞かぬ先から驚くだろうと予期していたのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...黒い塀をめぐらした角屋敷を見つけると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...山の手の高台もやがて尽きようというだらだら坂をちょうど登りきった角屋敷の黒門の中に生まれた私は...
水上滝太郎 「山の手の子」
...京橋通(どほり)と谷町(たにまち)との角屋敷(かどやしき)で...
森鴎外 「大塩平八郎」
...新らしい三角屋根の三角は萱葺きが藁にかわってから...
柳田国男 「母の手毬歌」
...角屋の三右衛門氏の養父...
夢野久作 「近世快人伝」
...侍小路へ曲がる濠端(ほりばた)の二つ目の辻――そこの大きな角屋敷(かどやしき)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その隣の角屋敷」「ふム……宏壮なものだな」「出世したものさ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここへ入って来たのは角屋(すみや)の女郎衆の同勢であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...角屋へ来てからの自分の名である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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