...大きい角屋敷(かどやしき)のあるのを見つけました...
芥川龍之介 「報恩記」
...島原の角屋のような特殊な所へ行かない限り...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...角屋(旅館・中)いよ/\出立した...
種田山頭火 「行乞記」
...三角屋(三〇・中)わざと風雨の中を歩いた...
種田山頭火 「行乞記」
...ひとり角屋を出て来た...
中里介山 「大菩薩峠」
...さうして角屋(すみや)というて尋ねて行けといつた...
長塚節 「菜の花」
...角屋から出る二人の影を見るや否や...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「教頭の職を持ってるものが何で角屋へ行って泊(とま)った」と山嵐はすぐ詰(なじ)りかけた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...私(わたし)の家(うち)は向う横丁の角屋敷(かどやしき)ですとさえ云えば職業などは聞かぬ先から驚くだろうと予期していたのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...礼拝堂通(チャペルストリート)から礼拝堂小路(チャペルレイン)へかけての角屋敷で...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...二刻足らずで追いつめることが出来よう」両国二丁目の角屋敷(かどやしき)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...島原の角屋へ座員大勢を招待...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...黒い塀をめぐらした角屋敷を見つけると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...新らしい三角屋根の三角は萱葺きが藁にかわってから...
柳田国男 「母の手毬歌」
...角屋市兵衛が立つとき...
山本周五郎 「契りきぬ」
...正木作左衛門の角屋敷の黒塀へ...
吉川英治 「剣難女難」
...可愛御堂(かわいみどう)という六角屋根の建物をたてた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...角屋(すみや)の親方どのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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