...やがて宗右衛門町の角地面に問屋となるまで...
泉鏡花 「怨霊借用」
...桐畠(きりばたけ)でさえ立派な家(うち)が建つ時節じゃないか」桐畠というのは家のつい近所にある角地面(かどじめん)の名であった...
夏目漱石 「行人」
...聞いた通りの西洋館が角地面(かどじめん)を吾物顔(わがものがお)に占領している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しかもめぬきの土地の角地面の地主さんになれなかった怨(うら)みを時たまこぼす...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...高木ぎんの地所は本(もと)やや広い角地面であったのを...
森鴎外 「細木香以」
...昔は東南共に街(まち)に面した角地面であつた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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