...角兵衛獅子(かくべいじし)の身(み)の辛(つら)さ輪廻(りんね)はめぐる小車(おぐるま)の蜻蛉(とんぼ)がへりの日(ひ)も暮(く)れて旅籠(やど)をとるにも銭(ぜに)はなし逢(あひ)の土山(つちやま)雨(あめ)が降(ふ)る...
竹久夢二 「桜さく島」
...越後獅子角兵衛獅子(かくべゑじし)のかなしさは親(おや)が太鼓(たいこ)うちや子(こ)がおどる...
竹久夢二 「どんたく」
...角兵衛獅子の登って来たのとは反対の方角の側から...
中里介山 「大菩薩峠」
...角兵衛獅子の一座もほどなく町の方へ引返してしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...角兵衛獅子に散財をしておやりなすった親分がそれなんでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...角兵衛獅子の一隊テレンテンツク...
中里介山 「大菩薩峠」
...本所辺から来る十歳(とお)ばかりになる角兵衛獅子(かくべえじし)の子であった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...角兵衛獅子(じし)や軽業(かるわざ)じゃありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...住吉(すみよし)をどりに角兵衛獅子(かくべいじし)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...エルマンの手は木蓮が風にゆれ久良伎シウマンハインク 二句世界的呂昇三十有余貫同伴奏は小結といふ姿なり同ロシヤバレー汝元来角兵衛獅子同そのころミッシャエルマンが...
正岡容 「大正東京錦絵」
...角兵衛獅子の絵はがき)〕(1)これは好きというより何と父の作風と息子の作風とは似ているでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...角兵衛獅子(かくべえじし)を観(み)ることを好んで...
森鴎外 「渋江抽斎」
...春斎は角兵衛獅子のように踵(かかと)を上げて前へ突ンのめった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...角兵衛獅子をして稼(かせ)ぐのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...角兵衛獅子のお三輪乙吉...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...外へ角兵衛獅子に出ているのか……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あの時の角兵衛獅子も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...このいじらしい角兵衛獅子の姉弟(きょうだい)――なんと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索