...越後の国から出た角兵衛獅子の一行であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...角兵衛獅子の一座もほどなく町の方へ引返してしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...話さないでもお前は大底しつてゐるだらうけれど今の傘屋に奉公する前はやつぱり己れは角兵衛の獅子(しし)を冠つて歩いたのだからと打しをれて...
樋口一葉 「わかれ道」
...エルマンの手は木蓮が風にゆれ久良伎シウマンハインク 二句世界的呂昇三十有余貫同伴奏は小結といふ姿なり同ロシヤバレー汝元来角兵衛獅子同そのころミッシャエルマンが...
正岡容 「大正東京錦絵」
...三箇角兵衛(さんがかくべゑ)を推す」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春斎は角兵衛獅子のように踵(かかと)を上げて前へ突ンのめった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...泣きだしそうになった角兵衛獅子のお三輪と乙吉は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いたいけな角兵衛獅子の姉弟(ふたり)を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...代官の角兵衛に示したのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...城下代官と町奉行を兼ねている桐井角兵衛(きりいかくべえ)の役宅だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...細川藩の重臣で岩間角兵衛が邸内の一棟(ひとむね)――その岩間の私宅というのは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...角兵衛は正直に期待していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...だが角兵衛は、それを不服と思わないのみか、むしろ尊敬さえ抱いて、「これで、お頼みをうけたそれがしも、世話効(せわが)いがあったというもの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...角兵衛のありのままな伝え方が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...岩間角兵衛のとりなしもあって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...臨機に自由にありのままな心をもって臨むに如(し)かずです」角兵衛は(尤もな意見)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...岩間角兵衛様にはもはやお船を仕立てられ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...角兵衛は、公平なる藩役人の身として、すぐその非に気づいたらしく、「控えろ」と、周(まわ)りの者を誡(いまし)めた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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