...これを採用するときは天罰覿面(てんばつてきめん)...
海野十三 「発明小僧」
...無電の効果が覿面(てきめん)に現れた...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...英漢數教授の利目は覿面で...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...」この言葉は覿面(てきめん)だった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...朝(あさ)の眠(ねむ)たさが覿面(てきめん)に自分(じぶん)を窘(たしな)めるにも拘(かゝ)はらずうそ/\と歩(ある)いて見(み)ねば臭(くさ)い古(ふる)ぼけた蚊帳(かや)の中(なか)に諦(あきら)めて其(その)身(み)を横(よこ)たへることが出來(でき)ないのである...
長塚節 「土」
...けれどもそれは同時に彼女を失意にする覿面(てきめん)の事実で破壊されべき性質のものであった...
夏目漱石 「明暗」
...彼女はもっと複雑な過去を覿面(てきめん)に感じてはいないだろうか...
夏目漱石 「明暗」
...覿面(てきめん)に叩きつけられたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天罰覿面(てきめん)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素覿(すてき)無類の美女だったらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...因果覿面(てきめん)バイ』『オイオイ...
夢野久作 「近世快人伝」
...汝等男女こそ覿面(てきめん)の因果応報...
夢野久作 「白くれない」
...ところが天罰覿面(てきめん)とはこの事であったろうか...
夢野久作 「木魂」
...親の罰より覿面(てきめん)にアタル……この通り……ポコーン……』とか何とか仰言って...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...応報は余りに覿面(てきめん)...
吉川英治 「江戸三国志」
...この一夜に償(つぐな)いさせられたという覿面(てきめん)な報(むく)いであったろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...効果は覿面であった...
和辻哲郎 「鎖国」
...この効果は覿面であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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