...却つて或る一種の興味を覺えた...
石川啄木 「葬列」
...ポッと顏の赧(あから)むを覺えた...
石川啄木 「鳥影」
...あなたはお父さんのお亡くなりになつた日を覺えていらつしやいますか...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...渠は渠の鑵詰事業に熱中したと同じ覺悟を以つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...半(なか)ば獨語的にかう云つたのを覺えてゐる...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...12.彼は約束を覺えてゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...ラテン系の語の二つ或はそれ以上の觀念を一語に壓縮してゐるものよりも一層感覺的に學習者の腦裡に印せられるといふ利便をさへ持つてゐるのである...
高田力 「ベーシック英語」
...だん/\進んで京都が遠くなるに從つて自分の體が脹れ上つて來るやうに覺える...
高濱虚子 「俳諧師」
...覺えず紀昌は石上に伏した...
中島敦 「名人傳」
...若しひよつと意識が眼覺めて來て手術室の冷かさを...
南部修太郎 「疑惑」
...ガラツ八が覺束ない手で引いた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此野郎が眼を覺すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御用呼ばはりをされる覺えはないツ」起ち上つた岩根半藏...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よく覺えてゐたと思ひながら...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...その下駄にて重き物を持ちたれば足もと覺束なくて流し元の氷にすべり...
樋口一葉 「大つごもり」
...即ち感覺内容の同時存在もしくは繼起の如きはこれである...
三木清 「認識論」
...感性的な知覺からのみ由來すると説く...
三木清 「認識論」
...空際に立つて人の注視をまともに受くる覺悟をしてゐるやうな...
吉江喬松 「山岳美觀」
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