例文・使い方一覧でみる「覺」の意味


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...魂の躍りを直接に胸にえることが出來る自分は幸福であつた...   魂の躍りを直接に胸に覺えることが出來る自分は幸福であつたの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...吾等の自ら恃みとする處が相踵いで崩落することをえる時に...   吾等の自ら恃みとする處が相踵いで崩落することを覺える時にの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...生きて歸らぬ悟だと言つて堅く斷つたが...   生きて歸らぬ覺悟だと言つて堅く斷つたがの読み方
石川啄木 「鳥影」

...此頃のやうに又其方にばかり沒頭して見ると前よりも一倍の苦痛が身を襲ふやうにえる...   此頃のやうに又其方にばかり沒頭して見ると前よりも一倍の苦痛が身を襲ふやうに覺えるの読み方
高濱虚子 「俳諧師」

...逞(たくま)しう悟(かくご)して...   逞しう覺悟しての読み方
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」

...えず自分等をして...   覺えず自分等をしての読み方
永井荷風 「新歸朝者日記」

...之ヲ名ケテ感ト云フ...   之ヲ名ケテ感覺ト云フの読み方
西周 「人智論」

...十九世紀は國家的自の時代...   十九世紀は國家的自覺の時代の読み方
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」

...文治が醫者へ行つた時刻をえちやゐませんか」平次は側に默つて聽いてゐるお酉に問ひかけました...   文治が醫者へ行つた時刻を覺えちやゐませんか」平次は側に默つて聽いてゐるお酉に問ひかけましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...全く聲にえがなく...   全く聲に覺えがなくの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...はじめて自己の罪責のいかに大なるかに目めるのである...   はじめて自己の罪責のいかに大なるかに目覺めるのであるの読み方
波多野精一 「時と永遠」

...或る一個の書が見つかつた...   或る一個の覺書が見つかつたの読み方
堀辰雄 「色褪せた書簡箋に」

...云ひやうのない寂しさをえた...   云ひやうのない寂しさを覺えたの読み方
正宗白鳥 「假面」

...眞志屋文書に文化以後の書留としき一册子があるが...   眞志屋文書に文化以後の書留と覺しき一册子があるがの読み方
森鴎外 「壽阿彌の手紙」

...出世もなかなか束なく思ふといふ...   出世もなかなか覺束なく思ふといふの読み方
横光利一 「榛名」

...我等はどうせ濡れる吾の尻端折だが...   我等はどうせ濡れる覺吾の尻端折だがの読み方
若山牧水 「樹木とその葉」

...或る一つの力が動いてゐる樣な感ゆることが折々ある...   或る一つの力が動いてゐる樣な感覺を覺ゆることが折々あるの読み方
若山牧水 「樹木とその葉」

...眞裸體になるとはしつつ束な此處の温泉(いでゆ)に屋根の無ければ折からや風吹きたちてはらはらと紅葉は散り來(く)いで湯のなかに樫鳥が踏みこぼす紅葉くれなゐに透きてぞ散り來わが見てあれば二羽とのみ思ひしものを三羽四羽樫鳥ゐたりその紅葉の木に夜に入ると思ひかけぬ烈しい木枯が吹き立つた...   眞裸體になるとはしつつ覺束な此處の温泉に屋根の無ければ折からや風吹きたちてはらはらと紅葉は散り來いで湯のなかに樫鳥が踏みこぼす紅葉くれなゐに透きてぞ散り來わが見てあれば二羽とのみ思ひしものを三羽四羽樫鳥ゐたりその紅葉の木に夜に入ると思ひかけぬ烈しい木枯が吹き立つたの読み方
若山牧水 「みなかみ紀行」

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