...大きい智慧によって観照するならば...
高神覚昇 「般若心経講義」
...冷静に自己を観照することはない...
種田山頭火 「赤い壺」
...苦を観照するだけの余裕を持つて初めて句が出来る...
種田山頭火 「其中日記」
...学問を已に出来上った所有――財――として観照するヘーゲルにとって...
戸坂潤 「科学方法論」
...能動的に創造されたこの物に就いて受動的に観照することが...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...無論自然科学とか経済学とかいう特殊の技能上の訓練の要るものは別だが、普通の常識で或る程度まで行ける対象に就いては、その常識をある限度まで突き破って、観照する能力を、彼は持っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...寛大な同情で世界を観照する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...行動を観照することをやめて...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...自然を観照するの正しいこと――忠実なこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...純粋に吾が身内の自然の景像を観照する」ことを...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...無関心に観照する態度を言う...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...存在に対して「観照する」態度をとるのは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それ自ら「観照する」に外ならない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...世相を観照すること自身に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...真に物について物の真相をレアリスチックに観照する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...上例の如き自作の句を観照すると...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...自然人生を趣味的に観照するのである...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...静寂な明智をもって万法を観照するというから...
久生十蘭 「予言」
便利!手書き漢字入力検索