...明治二十四年 東京美術協会「和美人」一等褒状同年 全国絵画共進会「美人観月」一等褒状同 二十五年 京都春期絵画展覧会「美人納涼」一等褒状同年 米国シカゴ博出品(農商務省下命画)「四季美人」二等賞同 二十六年 東京美術協会「美人合奏」三等銅牌同 二十七年 東京美術協会「美人巻簾」二等褒状本当に...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...かき濁し/\して澄める水九月二十六日 「玉藻十句集(第三十二回)」月も亦(また)とゞむるすべも無かりけり大空を見廻して月孤なりけり九月二十六日 観月句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...待春軒に小憩、観月庵にて句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...新聞をほどけば月の芒(すすき)かな十月五日 観月句会...
高浜虚子 「六百句」
...むなしくこゝに松島の観月楼上...
田澤稲舟 「五大堂」
...十五夜の前日の新聞に石山寺では明晩観月の客の興を添えるため林間に拡声器を取り附け...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...私の真実だ!観月感慨無量...
種田山頭火 「一草庵日記」
...観月の場所としては随一だらう...
種田山頭火 「行乞記」
...観月句会を催ほすのである...
種田山頭火 「其中日記」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
...ふと観月橋の袂(たもと)のところで出会(でっくわ)した...
徳田秋声 「あらくれ」
...名ばかし美しい観月橋をば...
永井荷風 「曇天」
...皆の集った観月会ぞ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...鳳嶺は千秋亭観月の詩を扇に題して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まさに観月の好季...
吉川英治 「三国志」
...そう聞くや否、張飛は、「さては先ほど、白々しい礼を執って、観月の宴に、お招きしたいとかいって帰った使者がそれだろう...
吉川英治 「三国志」
...赤壁の役の前、観月の船上でも、うたた自己の老齢をかぞえていたが、老来まったく青春時代の逆境に嘯(うそぶ)いた姿はなく、ともすれば、耳に甘い近側のことばにうごく傾向がある...
吉川英治 「三国志」
...そんなことの無智は、べつに武辺者の自己の恥辱とも考えず答えると、光悦は、「では、烏滸(おこ)な沙汰ですが、私が山僧にかわって聞きかじりの請売(うけう)りを少しご案内いたしましょうか」と、四辺(あたり)を見まわし、「よいあんばいに、朧(おぼろ)な月(つき)がさし昇って来ましたから、ここに立ったままでも絵図をさすように、この上の院のお墓、御影堂(みえいどう)、観月亭...
吉川英治 「宮本武蔵」
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