...私たちは観察者として、自然の美しさを目の当たりにした...
...試合には裁判員として観察者が招待された...
...道路脇に停車した車に観察者が殺到した...
...歴史的瞬間を目撃した観察者たちは、その瞬間を永遠に忘れないだろう...
...絵画を鑑賞する際、観察者は作品に込められたメッセージを理解することが大切である...
...両極の観察者になろうとした時...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...彼は鋭い観察者であり自分の観察の注意深いノートを取った...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...現実主義の観察者は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...何ぴとも人間の生活の公平もしくは賢明な観察者であることはできない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...映画を見ることによって吾々は凡庸な観察眼の代りに異常に鋭い観察者の眼を獲得することになる...
寺田寅彦 「教育映画について」
...それを別の観察者としての別の自分が観察し記録し描写しているように感ぜられるものが多い...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...ただ表面だけを見る観察者らは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この観察者としての描写の空間の体系を構成する立場においてである...
中井正一 「美学入門」
...知らず知らず自分は銀座近辺の種々なる方面の観察者になっていたのである...
永井荷風 「銀座」
...観察者である以上は相手と同化する事はほとんど望めない...
夏目漱石 「中味と形式」
...彼は日本のヒポクラテスの名誉ある敬称の価値をもつ非常に有能な観察者であり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...この糸玉がきわめて注意深い観察者であり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...もっと年上の観察者なら見たであろうことだ...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...注意深い観察者には...
平林初之輔 「文学方法論」
...人口のより以上の増加に対する障壁ははっきりとは劃されておらずまた普通の観察者にわかるわけではないけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...再三再四聞き返した結果だから観察者の言うところを誤り伝えてはいないと思われる...
武者金吉 「地震なまず」
...人間らしからざる観察者の気持ちを伏せ折りたくもあって...
横光利一 「夜の靴」
...人間性の重大な暗黒面――利己主義――の鋭利な心理観察者として我々の前に現われた...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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