...私たちは観察者として、自然の美しさを目の当たりにした...
...試合には裁判員として観察者が招待された...
...道路脇に停車した車に観察者が殺到した...
...歴史的瞬間を目撃した観察者たちは、その瞬間を永遠に忘れないだろう...
...絵画を鑑賞する際、観察者は作品に込められたメッセージを理解することが大切である...
...鋭い観察者は、この男の辛抱づよい顔の上に、愁いと諦めの色のあるのを、きっと読み取ったであろう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...西鶴のような頭のいい観察者が...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...果して動物の観察者が動物の生活を記載する場合と同じものであったかどうかは疑問である...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...人間は自然科学的世界に於てはたとい観察者であっても自由行為者としては登場することを許されない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...実は近視眼的観察者であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一つは人の心の深い観察者であり一つは民衆の大胆なる友であるふたりの力強い作家...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...世界の観察者としての Subjekt「主観」を確立したカントなのである...
中井正一 「言語は生きている」
...知らず知らず自分は銀座近辺の種々なる方面の観察者になっていたのである...
永井荷風 「銀座」
...浅薄(せんぱく)なる観察者には昔時(せきじ)に戻りたる感じを起させるけれども...
夏目漱石 「教育と文芸」
...観察者である以上は相手と同化する事はほとんど望めない...
夏目漱石 「中味と形式」
...注意深い観察者には...
平林初之輔 「文学方法論」
...皮相な観察者をして...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...アメリカから上陸したばかりで英蘭(イングランド)をはじめて訪問した有能な正確なまた最も公平な観察者が下したものであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...のみならず、観察者の報告は、とっさの間の観察だから誤謬が含まれている事を期待しなければならぬ...
武者金吉 「地震なまず」
...お杉の子なるほど天然の小観察者に取っては...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...もっとも優れたる心理表現の観察者たるべく...
夢野久作 「奥様探偵術」
...また心理と自然と社会との観察者としても...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...人間性の重大な暗黒面――利己主義――の鋭利な心理観察者として我々の前に現われた...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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