...「親鳥が巣から飛び立った...
...「この枝には親鳥の巣がある...
...「親鳥がエサを運んでいる...
...「子鳥を育てるのは親鳥の役目だ...
...「親鳥たちが囀り始めた...
...一羽の雛の生まれる為には卵の中の雛の啄(くちばし)と卵の外の親鳥の啄と同時に殻を破らなければならぬと言ふことを教へたものであります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...鷄の親鳥、ひなどり、合せて、六十羽ばかり飼ひけるが、一匹の、のら猫來りて、ひよつこを奪ひ去ること、前後、十五六羽に及べり...
大町桂月 「猫征伐」
...親鳥は餌を見いだすたびごとに雛を呼び集め...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...ひよこ白い羽(は)がひの親鳥が白い卵をぬくめたに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...事情を知らない向う見ずな銃猟家はこんな時期に親鳥を打ち落とし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...雛をかばう親鳥の如く...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...静かに浮かんでいる白の親鳥のそばに浮き上がったかと思うと...
寺田寅彦 「あひると猿」
...親鳥は低い木の枝に止つてまだ騷ぎがやまない...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...親鳥が雛を抱えるように...
久生十蘭 「魔都」
...さうして親鳥の手に返してやらうと思つてそれを搜したが...
堀辰雄 「巣立ち」
...親鳥の啼いてゐる方をたよりによろめくやうに走りながら...
堀辰雄 「巣立ち」
...……どこからか親鳥の聲がずつと近づいてきたらしいので...
堀辰雄 「巣立ち」
...菜種(なたね)の実はこべらの実も食はずなりぬ親鳥も頼め子安の観世音(かんぜおん)竹の子も鳥の子も只(ただ)やす/\と糞づまりならば卯の花下しませ晩飯は午飯とほぼ同様...
正岡子規 「病牀六尺」
...その上の枝に二羽の親鳥が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...親鳥が、私の跫音(あしおと)を聞きつけて、早速いつもの合図をしたに違いない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...もう親鳥から離れて...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...もう親鳥から離れて...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...初め私はこれを親鳥雛鳥のちがひだと思うたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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