...「親鳥が巣から飛び立った...
...「この枝には親鳥の巣がある...
...「親鳥がエサを運んでいる...
...「子鳥を育てるのは親鳥の役目だ...
...「親鳥たちが囀り始めた...
...一羽の雛の生まれる為には卵の中の雛の啄(くちばし)と卵の外の親鳥の啄と同時に殻を破らなければならぬと言ふことを教へたものであります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...それから親鳥の声を真似(まね)て...
泉鏡花 「婦系図」
...まず親鳥が一匹の魚を捕え...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...しかる後に親鳥は実際雛を手放すのである...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...親鳥が先に立って一度左へ向かって飛べば...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...親鳥が居合せないのを仕合せに...
薄田泣菫 「山雀」
...急に巣の中から親鳥が一羽飛んで出た...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...もっとも親鳥がこんな格好をして水中を泳ぎ回ることは...
寺田寅彦 「あひると猿」
...親鳥だと、単にちょっと逆立(さかだ)ちをしてしっぽを天に朝(ちょう)しさえすればくちばしが自然に池底に届くのであるが、ひな鳥はこうして全身を没してもぐらないと目的を達しないから、その自然の要求からこうした芸当をするのであろうが、それにしても、水中にもぐっている時間を測ってみるとやはりひな鳥のほうが著しく長い、大概七秒か八秒ほどの間もぐって水底を泳ぎ回っているのに、親鳥のほうはせいぜい三四秒ぐらいでもう頭を上げる...
寺田寅彦 「あひると猿」
...親鳥の啼いてゐる方をたよりによろめくやうに走りながら...
堀辰雄 「巣立ち」
...よちよちと親鳥のそばにまつわりついて遊んでいた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...………かれらのそういう清い睡眠前の三十分に親鳥のように羽根をひろげたお俊は...
室生犀星 「童話」
...初のうち油断なく庇(かば)っていた親鳥も...
森鴎外 「鶏」
...巣の内の雛が親鳥の来るのを見附けたやうに...
森鴎外 「花子」
...俺のは親鳥だぞ...
横光利一 「比叡」
...まあ! 何といふ素晴らしい緑色であらう! 親鳥がいづれもみな緑色であつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...巣に病む親鳥へ子鳥が餌(えさ)を運ぶような可憐(いじらし)さだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...せっかく育てた雛(ひな)を殺された親鳥...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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