...實際逢つて見ると親切な許りか...
高濱虚子 「續俳諧師」
...大納言殿は世にも親切なお人で...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...親切な先生でもあるように...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...親切な旦那様(だんなさま)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...親切な御老人がおらるること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...不親切なんぢやない...
夏目漱石 「それから」
...親切な愛読者の一人である...
野村胡堂 「胡堂百話」
...この親切な友人が彼を露次の奥の喫茶店へ連れて行く...
原民喜 「火の唇」
...歯を楽に頭蓋骨へ嵌入させようという親切な配慮だったことを...
久生十蘭 「新西遊記」
...親切な姐さんたちだつて? ねえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...女学校の教師の中にこれほど親切な心を持つた先生が一人でも多くあつて欲しいと思はれる様な歌である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...叔父は変人でしたが親切な人でした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...勉強家で親切な男...
室生犀星 「交友録より」
...裏戸口にもう白みを見せている梅の木の下で、寒そうに肩をすぼめた筒井は心の中でそっと呟(つぶや)いて、親切な貞時親子、同輩にわかれた...
室生犀星 「津の国人」
...「実に親切な男だなあ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...彼女のこの上もない親切な伴侶ででもあるかのように...
夢野久作 「復讐」
...まったく親切な浪人もあるものと...
吉川英治 「江戸三国志」
...自分に親切な男が...
吉川英治 「醤油仏」
便利!手書き漢字入力検索