例文・使い方一覧でみる「親代々」の意味

...親代々家禄で衣食した士族出（で）の官吏の家では官吏を最上の階級とし... 親代々家禄で衣食した士族出の官吏の家では官吏を最上の階級としの読み方
内田魯庵「二葉亭四迷の一生」

...生れ落ちたこの山奥が自分たちの親代々の故郷とのんきに合点して...
太宰治「新釈諸国噺」

...若い頃（ころ）の自分には親代々（おやだい／＼）の薄暗（うすぐら）い質屋の店先（みせさき）に坐（すわ）つて麗（うらゝ）かな春の日を外（よそ）に働きくらすのが... 若い頃の自分には親代々の薄暗い質屋の店先に坐つて麗かな春の日を外に働きくらすのがの読み方
永井荷風「すみだ川」

...親代々の家（うち）を潰（つぶ）してこれまでに浮世の苦労をしたかいがない... 親代々の家を潰してこれまでに浮世の苦労をしたかいがないの読み方
永井荷風「すみだ川」

...お宗旨は親代々の門徒（もんと）... お宗旨は親代々の門徒の読み方
野村胡堂「随筆銭形平次」

...『親代々瘡（かさ）つかき』と呼んだといふのは小噺（こばなし）にあるが... 『親代々瘡つかき』と呼んだといふのは小噺にあるがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...『親代々瘡（かさ）っかき』と呼んだというのは小噺（こばなし）にあるが... 『親代々瘡っかき』と呼んだというのは小噺にあるがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...親代々の浪人者で... 親代々の浪人者での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...親代々の浪人者で... 親代々の浪人者での読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...親代々の芸人は根性からして卑しいや」こうもまた罵っていた... 親代々の芸人は根性からして卑しいや」こうもまた罵っていたの読み方
正岡容「圓朝花火」

...親代々の職業を仕込むべく余儀なくされている... 親代々の職業を仕込むべく余儀なくされているの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...出入りと称して親代々保護の関係を結ぶがごときは... 出入りと称して親代々保護の関係を結ぶがごときはの読み方
柳田国男「家の話」

...親代々の耶蘇（やそ）教信心が... 親代々の耶蘇教信心がの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...平たくいへば、信徒の親代々、家代々の淨財による支持、素直なる尊敬、それであつた...
吉川英治「折々の記」

...親代々からいた旧商家の息子で... 親代々からいた旧商家の息子での読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...親代々の肉問屋のせがれ... 親代々の肉問屋のせがれの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...祖先の名は菊村といい、親代々、又右衛門（またえもん）を名乗って来たから、自分も侍になった上は、又右衛門と改める... 祖先の名は菊村といい、親代々、又右衛門を名乗って来たから、自分も侍になった上は、又右衛門と改めるの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...『されば親代々、お扶持（ふち）を賜（たま）わって、ここに住居しておる曾我部兵庫... 『されば親代々、お扶持を賜わって、ここに住居しておる曾我部兵庫の読み方
吉川英治「夕顔の門」

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