...杳(えう)として目覩(もくと)しがたきものは...
石川啄木 「閑天地」
...厳密に言へば彼等は未だ物を聞覩することが少い...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...覩(み)ると聴くとは大違いで...
徳田秋声 「新世帯」
...直ちに肺肝を覩(み)るが如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何ぞその言の歴々落々として青天白日を覩(み)るが如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この覩易(みやす)き理由はあるにも関らず無教育の青年男女が一時の劣情に駆られて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...覩(み)る物聞く事皆珍らしいので...
二葉亭四迷 「平凡」
......
正岡子規 「曙覧の歌」
...妍華(けんか)平生に異ならざるを覩(み)...
南方熊楠 「十二支考」
...しかしは自序に、「両拝東掖、便繁台閣二十余歳、久知弘文館図書方書等、是覩奥升堂、皆探秘要云」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...不覩歳寒者哉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其目覩之者能幾人...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし世事(せいじ)は逆覩(げきと)すべからざるものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此の如き前納感をなすべきは覩易(みやす)き理ならむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...しかし世事(せいじ)の転変は逆覩(げきと)すべからざるもので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...(七二)聖人(せいじん)作(おこ)つて萬物(ばんぶつ)覩(み)る...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...聖人作而萬物覩...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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