...あの眼も覚めるような秋山図(しゅうざんず)です...
芥川龍之介 「秋山図」
...眼の覚めるような赤色ボックス型オーヴァを着ていた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...第六講 因縁に目覚める無ク二無明モ一...
高神覚昇 「般若心経講義」
...眼が覚めるといつも私は思ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...垣に目の覚めるようなあかい薔薇(ばら)が咲いていることもあれば...
田山花袋 「田舎教師」
...酔いが覚めるにつれて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...聖寵(せいちょう)に触れた魂の奇跡よ! その魂は生に眼覚める...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それこそ眼の覚めるほど鮮やかな翠(みどり)色をしたすいっちょが一匹ちょこんと止って...
中島敦 「狼疾記」
...あるいは麻痺れるので眼が覚めるのかも知れなかった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...眼も覚めるばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕はその板敷の上で目が覚めるたびに...
原民喜 「夢と人生」
...眼も覚めるような茜色の式服を取出して自慢らしく繰り拡げながら鶴子の方に振り返り...
久生十蘭 「魔都」
...いまは己は目覚める...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...――そして眼が覚めると...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...「夫は食堂で目が覚める頃です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...次の室(へや)へ通ずる入り口から眼の覚めるような美人が現れた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...※帯の蝶や蛾が日本の其れと全(まつた)く異(ちが)つて多種多様の絢爛な色彩に富んで居るのは目が覚める様である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...伊太利(イタリー)女の堅気な臭にふと眼が覚めると廊下でフランス人の車掌とイタリー人の官憲とが僕を指して僕のワイシャツに僕のフランスの港の生活が絵のように書いてあると云ってわらっているのだ...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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