...目も覚めるようなものばかりであった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...暫らくして踊り草臥(くたび)れて漸く目が覚めると...
内田魯庵 「四十年前」
...またうとうととして目覚める...
梅崎春生 「狂い凧」
...目が覚めるように過去の記憶を呼び戻すことが出来るのですがね」「なるほど...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...四十×年八月八日目が覚めると...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...眼が覚めるや否(いな)や枕元の時計を見てわッと泣き出して...
谷崎潤一郎 「細雪」
...・ゆふべのさみしさはまた畑を打つ十月四日咳入つて覚める...
種田山頭火 「其中日記」
...翌朝(あくるあさ)日覚めると明け放った子窓(れんじまど)から春といってもないほどな暖(あった)かい朝日が座敷の隅(すみ)まで射(さ)し込んで...
近松秋江 「うつり香」
...にわかに目覚める気勢(けはい)がした...
徳田秋声 「爛」
...覚めきるかして目が覚めるやうなことがあつたら...
ボードレール 富永太郎訳 「酔へ!」
...彼はなにか眼覚める思いがした...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...毎朝そいつの顔を見るといやでも目が覚めるくらゐニヤニヤ笑つてゐる...
中原中也 「散歩生活」
...眼が覚めるまではかなりな時間がたつた...
林芙美子 「浮雲」
...眼が覚めるとすぐ大きい声で歌をうたふ信一がをかしくて仕方がなかつた...
林芙美子 「幸福の彼方」
...見る眼も覚めるばかりで有ッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...――そして眼が覚めると...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...眼が覚めるとレムブルグの抜け殻の跡は既に冷たくなっていた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...俗にいう眼の覚めるような美少女がまるで手品のように忽然と現われたのである...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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