...やがてしらしら明けと覚しい頃...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...コオシタ(細君)と覚しい女がお茶を持ってきた...
高見順 「いやな感じ」
...ただわずかにそれと覚しいのは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...議事堂の裏手から麹町赤坂辺と覚しい高台にも...
橘外男 「仁王門」
...母屋(おもや)と覚しい建物の所まで行って見ると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...見当違いとも覚しい場所へ行(ゆ)くのであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...」四小説「失踪」の一節吾妻橋のまん中ごろと覚しい欄干に身を倚(よ)せ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...ほとんど十数町を隔てたと覚しいところあたりにおいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...加賀の白山へつづくと覚しいところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...右の捕方と覚しい一かたまりは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それと覚しい舟の出帆は一ツも見えない...
中里介山 「大菩薩峠」
...観修寺(かんじゅじ)の方から役向と覚しい二三の両刀がやって来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...行くことおよそ二里と覚しい頃に...
中里介山 「大菩薩峠」
...仮りに加十がこの事件をスクープすることが出来たとすれば何んとそれは目覚しいことであるか...
久生十蘭 「魔都」
...警視庁の内外では触れなば火を発せんとばかりに目覚しい活動が続けられているが...
久生十蘭 「魔都」
...必要と覚しい道具を取りそろえて来るためであった...
本庄陸男 「石狩川」
...ようやくそれと覚しいところに立つことができた...
松濤明 「春の遠山入り」
...私は眼覚しい風景に接した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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