...やがてしらしら明けと覚しい頃...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...本堂の正面にある石の壇上と覚しいところから...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...その三階と覚しいあたりから発したようだった...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...下町の店員と覚しい客は...
高見順 「いやな感じ」
...札幌(さっぽろ)あたりで作ったと覚しいよそ行きの洋装は...
高見順 「いやな感じ」
...コオシタ(細君)と覚しい女がお茶を持ってきた...
高見順 「いやな感じ」
...ただわずかにそれと覚しいのは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...議事堂の裏手から麹町赤坂辺と覚しい高台にも...
橘外男 「仁王門」
...勤め先からの帰りと覚しい人通りが俄(にわ)かに繁(しげ)くなって...
永井荷風 「監獄署の裏」
...亭主はそれをばひたあやまりに謝罪(あやま)っていると覚しい...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...問題の祈祷がはじまったものと覚しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...岬と覚しい方面へずんずん進んで行ったのでありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほかにそれと覚しい人もないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...院に子飼いと覚しい一人の小坊主でありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...行くことおよそ二里と覚しい頃に...
中里介山 「大菩薩峠」
...英語と覚しいものは極めて乏しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...さして目覚しい出来ごともなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...」自然についての学問が実験を使用することによって目覚しい進歩を成就したように...
三木清 「科学批判の課題」
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