例文・使い方一覧でみる「覚え書き」の意味

...覚え書きか写生かをしなかった日とては一日もない... 覚え書きか写生かをしなかった日とては一日もないの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...かかる覚え書きは次の如く各種の記事や著述の形をとっている――『ポピュラー・サイエンス・マンスリー』には「日本に於る健康状態」...
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...イタリアの彫刻家でその『獄中記』で知られている〕はその覚え書きのなかでこう語っている――彼が聖アンビェロの城に囚（とら）われていたあいだに見た...
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...これは読者のためではなく寧ろ自分の覚え書きのつもりで書いて置くのである...
辻潤「自分だけの世界」

...この一編の覚え書きのような未定稿が... この一編の覚え書きのような未定稿がの読み方
寺田寅彦「映画の世界像」

...その覚え書きのようなつもりで紙片の端に書きとめたのではないかという想像が起こってくる...
寺田寅彦「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」

...（もっともこの問答の記事は左千夫氏が聞いたのを覚え書きにしたので多少の誤りがあるかもしれぬと断わってある）... の読み方
寺田寅彦「連句雑俎」

...私は熱心に覚え書きを取りました... 私は熱心に覚え書きを取りましたの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳「患者兼同居人」

...当の覚え書きは？」と私は聞いた... 当の覚え書きは？」と私は聞いたの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳「ライギット・パズル」

...自然科学の目醒ましい発達が行なわれ始めた十九世紀後半まで待たねばならなかった（エンゲルスの自然弁証法に関する最初の覚え書き「弁証法と自然科学」は一八七三年に始まる）...
戸坂潤「科学論」

...吾々の態度を覚え書きにして見たものである... 吾々の態度を覚え書きにして見たものであるの読み方
戸坂潤「現代哲学講話」

...これはごく簡単な覚え書きに過ぎなかったから内容は杜撰であるが...
戸坂潤「思想としての文学」

...ここに彼自らしたためた覚え書きを写すとしよう... ここに彼自らしたためた覚え書きを写すとしようの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...」彼は五百フランとなにがしかの覚え書きをうまく整えて送ってきた...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...ところが君は二月に五百フランの覚え書きを送ってきて... ところが君は二月に五百フランの覚え書きを送ってきての読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...裏に「制度に関する覚え書き」としたため... 裏に「制度に関する覚え書き」としたための読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...その覚え書きも持出して見ようとしている... その覚え書きも持出して見ようとしているの読み方
長谷川時雨「一世お鯉」

...果たして右のごとき「覚え書き」らしい体裁を持っているだろうか...
和辻哲郎「日本精神史研究」

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