...今この覚え書の内容を大体に亘(わた)って...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...かかる覚え書きは次の如く各種の記事や著述の形をとっている――『ポピュラー・サイエンス・マンスリー』には「日本に於る健康状態」...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ふと私の覚え書きを見ると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...鉛筆で助炭(じょたん)に書きし覚え書昭和五年十二月八日笹鳴(ささなき)会...
高浜虚子 「五百句」
...私はこれまでの作品でさういふ日附に関係したことを調べたり覚え書したりしたことはなかつたのであるが...
谷崎潤一郎 「「細雪」回顧」
...その覚え書きのようなつもりで紙片の端に書きとめたのではないかという想像が起こってくる...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...私は熱心に覚え書きを取りました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...被害者の懐には書類も覚え書きもなかったのですが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...吾々の態度を覚え書きにして見たものである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...これはごく簡単な覚え書きに過ぎなかったから内容は杜撰であるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...覚え書や雑記の類はすべて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おのおのこしらえ置きの覚え書を出してお目にかけることにする...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の大事な覚え書なんですもの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ずっと書こうとしていた今日の文学についての覚え書を書こうと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「柾木(まさき)孫平治覚え書」と...
吉川英治 「茶漬三略」
...将監の家から没収して来た古手紙や覚え書らしいものが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...右の二篇も他と同じ覚え書きに基づいたものに過ぎぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...果たして右のごとき「覚え書き」らしい体裁を持っているだろうか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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