...これは御覧の通り覚え書に過ぎない...
芥川龍之介 「鸚鵡」
...この覚え書によると...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...私は旅行の覚え書きを一篇の継続的記録として発表することにした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鉛筆で助炭(じょたん)に書きし覚え書昭和五年十二月八日笹鳴(ささなき)会...
高浜虚子 「五百句」
...いわゆる「カフスに書いた覚え書き」によって撮影を進行させ...
寺田寅彦 「映画芸術」
...この一編の覚え書きのような未定稿が...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...一八九五年の覚え書きを開いてみると...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...もしこの覚え書きをまるまる持ち去って...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...自然科学の目醒ましい発達が行なわれ始めた十九世紀後半まで待たねばならなかった(エンゲルスの自然弁証法に関する最初の覚え書き「弁証法と自然科学」は一八七三年に始まる)...
戸坂潤 「科学論」
...これはごく簡単な覚え書きに過ぎなかったから内容は杜撰であるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この覚え書きのうちには三百フラン余りの明らかな二つの内訳がのっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その覚え書きも持出して見ようとしている...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...「余吾合戦覚え書」には...
吉川英治 「新書太閤記」
...細川幽斎の幽斎覚え書だの...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...「柾木(まさき)孫平治覚え書」と...
吉川英治 「茶漬三略」
...将監の家から没収して来た古手紙や覚え書らしいものが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...我々は右のごとき覚え書きとしてはたかだか短い断片的な...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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