...今この覚え書の内容を大体に亘(わた)って...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...イタリアの彫刻家でその『獄中記』で知られている〕はその覚え書きのなかでこう語っている――彼が聖アンビェロの城に囚(とら)われていたあいだに見た...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あまり面白いから途中からは時々手帳へ覚え書きに書き止めておいた...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...自分の覚え書きをたぐると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...あの覚え書きはウィリアム宛だったこと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...この覚え書きの失われた部分です...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...自然科学の目醒ましい発達が行なわれ始めた十九世紀後半まで待たねばならなかった(エンゲルスの自然弁証法に関する最初の覚え書き「弁証法と自然科学」は一八七三年に始まる)...
戸坂潤 「科学論」
...短い感想や、詩みたいなものの断片や、単なる覚え書や、いろんな符諜や……よくもまあこの男は、役にも立たないものを書き散らしたものだった...
豊島与志雄 「立枯れ」
...ここに彼自らしたためた覚え書きを写すとしよう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...覚え書きに見らるるとおり彼はそれをわが家の支出規定と呼んでいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ところが君は二月に五百フランの覚え書きを送ってきて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われわれがソルディーニの覚え書を受け取ったときには...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ボーヴェエ氏は(君の覚え書で見たところでは)『レトワール紙』の記者と直接に会って...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...それからいろんな覚え書や研究...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...その詩を覚え書にかいて...
吉川英治 「三国志」
...――ただ惜しいことに良覚法師のその覚え書も...
吉川英治 「私本太平記」
...右の二篇も他と同じ覚え書きに基づいたものに過ぎぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...我々は右のごとき覚え書きとしてはたかだか短い断片的な...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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