...それから元どおりな規則正しい音に還(かえ)った...
有島武郎 「星座」
...碁盤(ごばん)のように規則正しい広やかな札幌の往来を南に向いて歩いていった...
有島武郎 「星座」
...またこの写真で見るとこの侵入者のまわりにはばく大な広がりをもったかなり不規則な形をした星雲が取り囲んでいることが分る(近所にある恒星の写真像が皆規則正しい円盤の形をしているのと比較せよ)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...規則正しい生活をしてゆけば...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...此の恐ろしく丁寧で規則正しい建物を完全につくりあげさすその生きたコンパスの触れ方は何んと云ふすばらしいものだらう! その上労働者が馳け出しだと...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...規則正しい生活の意味で...
高神覚昇 「般若心経講義」
...あんなことより規則正しい生活をさせることが第一であると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...時間の連続な流れの中から断続的に規則正しい間隔の断片を拾い上げたものを逆の順序に展開するのであるが...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...規則正しい、高いトヨの蹄(ひづめ)の音が、静かな部落に響きわたると、往来に呆(ぼ)んやり佇(たたず)んでいたお主婦(かみ)さんや、野良(のら)径を忙(せわ)しげに往(ゆ)き来(き)していた百姓たちは、驚いたように径をゆずって馬上をふり仰ぐ...
中村地平 「南方郵信」
...規則正しい配列をしていることには少しも変りはないのであるから...
中谷宇吉郎 「雪」
...一回七志ぐらいで纏(まとま)った規則正しい講義などのできる訳のものではないのだから...
夏目漱石 「永日小品」
...規則正しい日課をつくつて暮らされるンですな……...
林芙美子 「浮雲」
...噴き上げの水がたえず規則正しい四分の三拍子でさらさらと流れつづけている...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...彼女は時間を規則正しい部分に割り當てゝゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...振子の規則正しい運動などはちっとも彼らの邪魔にはならなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...ロンドンの鼓動は穏やかで規則正しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...規則正しい息遣ひが聞えるやうだ...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...人はあの規則正しい翼の動かし方から将来の事柄を予言するのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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