...ぢつと此処等に見馴れないかの女の方を見た...
田山録弥 「島の唄」
...亡くなった妻とそのままの一人の女が見馴れない着物を着て昆布(こんぶ)をとっていたが...
知里真志保 「あの世の入口」
...殿様が全く見馴れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお普通に近い健康を保っているのはなぜだろう? 檣材の控綱に見馴れない肉片がいくつもぶらさがっている...
久生十蘭 「海難記」
...おどろくような帆数をあげた見馴れない船が...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...見馴れない一人の警官が留置場の方へ入って行くのを見たが...
久生十蘭 「魔都」
...二人は見馴れない者が立っているのを...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...納戸に見馴れない着物が二枚...
山本周五郎 「花も刀も」
...見馴れない簇葉は異つた世界が近くにあることを語つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...見馴れない田舎娘がもぐっているのに気がついて...
吉川英治 「篝火の女」
...見馴れない旗や幟が...
吉川英治 「三国志」
...見馴れない人間に対して...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつも見馴れない男が...
吉川英治 「新書太閤記」
...この山に見馴れない四十前後の――あの男なのであった...
吉川英治 「親鸞」
...この辺には見馴れない眉目(みめ)のよい女房が...
吉川英治 「親鸞」
...そのうちに、「いや、遅くなりました」岸の上から、見馴れない侍が、声をかけた...
吉川英治 「松のや露八」
...この辺に見馴れない武士なのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...余り乾版というものを見馴れない彼にはただ乳白色のバックの中に...
蘭郁二郎 「魔像」
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