...我々は横によけて見送るが...
石川欣一 「可愛い山」
...微笑を以て見送るのであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その上に間断なくニタニタ笑いながら沼南と喃々(なんなん)私語して行く体(てい)たらくは柩(ひつぎ)を見送るものを顰蹙(ひんしゅく)せしめずには措(お)かなかった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...尼は後ろに立つて淋しく見送る...
高濱虚子 「俳諧師」
...みんなで見送るのだという事であった...
太宰治 「パンドラの匣」
...朝、敬坊来、県庁行を見送る、樹明来、珍品を持つて、そして早く出勤...
種田山頭火 「其中日記」
...私はぼう/\として見送る...
種田山頭火 「其中日記」
...あかつき丸の出航を見送る...
種田山頭火 「道中記」
...女が眼を円(まる)くして見送る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...川原一家を町の電車まで見送るつもりでしたが...
豊島与志雄 「渡舟場」
...アンガウル島へ燐鉱掘りに狩出されて行く良人を浜に見送る島民の女は...
中島敦 「南島譚」
...空腹の私達は茫然と見送るのであった...
原民喜 「廃墟から」
...真名古はそのあとを見送ると...
久生十蘭 「魔都」
...立ち止って見送ると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...新しいハンカチで額の汗を拭き拭き八時三十分発急行列車富士号の方へヨチヨチと歩いて行くのを見送ると...
夢野久作 「人間レコード」
...良人を見送るべく...
吉川英治 「私本太平記」
...泉殿から見送る人々のほうへ...
吉川英治 「源頼朝」
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