...それが全く見込みがないと分ったものですから...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...確かに見込みがある...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...とうてい改悛(かいしゅん)の見込みなき白昼の大盗...
太宰治 「創生記」
...しょせん織田どのを敵にまわしてはたとい朝倉と一つになっても打ちかつ見込みはござりませぬから...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...しかしこの想像は実験によって検査し得らるる見込みがある...
寺田寅彦 「疑問と空想」
...もう見込みのない夫のために...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...硝子(ガラス)窓からの熱の輻射と伝導であろうという見込みで...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...私は父の到底(とても)故(もと)のような健康体になる見込みのない事を述べた...
夏目漱石 「こころ」
...見込みで召捕って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...向うへ渡る見込みはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こういう芸当が出来るとすれば、後脚の右へはいった佐渡屋の定太郎と、左へはいった瀬田屋藤助」「尻馬に乗るわけじゃないが、俺の見込みも、大体、その辺だ」番所までは、そこからほんのひと跨(また)ぎ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...俺の見込みに間違いはなかった...
久生十蘭 「魔都」
...議論上において明らかに見込みあればこれを試みざるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...何か探しに――何か扶助(ふじよ)の見込みか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...わたくし共の見込みは大抵外れたことはなかつたのでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...彼がそれを無事に切り抜けて来るという見込みはほとんど立たず...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...この引力はさらに一段と強くなる見込みがある...
柳田国男 「雪国の春」
...てめえは見込みのある野郎だと見ているんだ――どうだ...
吉川英治 「三国志」
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