...この顔には見覚えはない...
梅崎春生 「幻化」
...見覚えのある露地(ろじ)へ入りこんでいった...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...それこそ河合少年の見覚えのある火星探険協会長のデニー博士であった...
海野十三 「火星探険」
...煉瓦造りの建物が立ち並んでいるあたりにどうやら見覚えがある...
海野十三 「深夜の市長」
...その中には、見覚えのある、さっき幕外で見物達に話しかけた警官の顔も見えた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...見覚えのある第宅が無くなっていたり...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...趙はその側へ往ったところで見覚えのある老人に往き逢った...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...そんなことを自然に見覚えて来た...
徳田秋声 「黴」
...見覚えのない唇(くちびる)の軽い皺(しわ)のうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかしどことなく見覚えがあるように思った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一生涯忘れるはずのないほどはっきり見覚えている...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...また百貨店の食堂で見覚えた事は悉く東京の習慣だと思込んでいるので...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...あてもなく辿(たど)り行く人影に見覚えがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か見覚えがあるように思ったが...
橋本五郎 「地図にない街」
...見覚えのある蜜柑の木だ...
北條民雄 「いのちの初夜」
...それらの店にすわる男らの顔にみな見覚えがあった...
室生犀星 「荻吹く歌」
...見覚えのある顔は...
吉川英治 「大岡越前」
...この田舎娘の黒いやえ歯を見覚えている者はなかった...
吉川英治 「篝火の女」
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