...その方が見苦しくないし...
梅崎春生 「狂い凧」
...ひそかに狡猾(こうかつ)に見苦しくもその首を盗み切った...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...家はさほど見苦しくもないが...
夏目漱石 「坑夫」
...長(なが)い草が見苦しく生(は)えた...
夏目漱石 「それから」
...董其昌(とうきしょう)の折手本(おりでほん)を抱えて傍(そば)に佇立(たたず)んでいる彼に取ってはその態度が如何(いか)にも見苦しくまた不愉快であった...
夏目漱石 「道草」
...細君の祖父母が亡くなるまでいたその家は狭いながらさほど見苦しくもなかった...
夏目漱石 「道草」
...それだから見苦しくない...
夏目漱石 「模倣と独立」
...見苦しくない身装(みなり)や住居(すまい)も要ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それはフオオブウル・サン・ジエルマンの片隅の寂しい所にある雨風にさらされて見苦しくなつて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...ちと見苦しくはございませんか...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...薄暗い幕の内側で狂人の如く見苦しく...
牧野信一 「村のストア派」
...逃げ来った獅どもに向い汝ら爪も牙も強きに何とてかく見苦しく敗亡するぞと問うと...
南方熊楠 「十二支考」
...かえって今派手(はで)なことをしておかないほうがその場合に見苦しくないからと私はそんなことも思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...庭の岩蔭(いわかげ)にたまった紅葉(もみじ)の朽ち葉を見苦しくない程度に払わせ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人目に見苦しくなければ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...想像していましたよりは見苦しくなく見えました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夫人は見苦しく思うのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...金吾はいつか吾ながら見苦しく急(せ)きこんで...
吉川英治 「江戸三国志」
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