...あなた様さえ一度お見舞い下されば...
芥川龍之介 「おしの」
...見舞いに走(は)せ附けた人たちをば非常にまた悦(よろこ)んだものである...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「もう僕は君をお見舞いに行けなくなった」というお言葉には賛成いたしかねます...
太宰治 「パンドラの匣」
...どこへ見舞い状を出す先もないと思う事がさびしかった...
寺田寅彦 「二十四年前」
...通り一ぺんの年賀や暑中見舞い以外に交通もない人は...
寺田寅彦 「備忘録」
...ちょっとお見舞いにと思って参じましただ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わしのところへ見舞いに来るだろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...男は見舞いに来たものらしい...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...見舞いに来て……その病院の窓から...
三好十郎 「おりき」
...こんな悪天候の中へ身を呈するようなお見舞いなども苦労とせずにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様はただ今こちらへ見舞いに来ておいでになるのでございまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...医者の見舞いなんぞは...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...それはお蝶と幸太の持って来た見舞いの金である...
山本周五郎 「柳橋物語」
...今から妾がお勧めして臼杵先生をお見舞いに差し出そうかと思いますけど...
夢野久作 「少女地獄」
...これをこの間久方振りに帰郷した時見舞いに行って見ると...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...日本にいる子供の病気の見舞いかたがた帰ることなど...
横光利一 「旅愁」
...「魏公(ぎこう)からのお見舞いである」と...
吉川英治 「三国志」
...気候の障りを見舞い...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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