...併しその後先生に關する色々の世評を見聞するにつれて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...復両氏の技芸を見聞する能わず...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...ついにこの租界内では見聞することが出来なかった...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...依(よっ)て予が見聞する処の概略を記して...
関寛 「関牧塲創業記事」
...古代の神々の豪放な笑ひと闊達な舞踏をこの本州の僻陬に於いて直接に見聞する思ひであつた...
太宰治 「津軽」
...始めて雅楽(ががく)の演奏というものを見聞する機会を得た...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...吾々日本国民が外国のしかじかの事件や風情を見聞することを禁じるというのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いろいろなことを見聞するのが精神の養いになるものだ...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...わたくしは甚散漫ながら以上の如く明治年間の上野公園について見聞する所を述べた...
永井荷風 「上野」
...わたくしは日常見聞する世間の出来事を記載することを好んでいる...
永井荷風 「枇杷の花」
...僕は平生見聞する事物の中...
永井荷風 「申訳」
...また他人についても見聞することである...
新渡戸稲造 「自警録」
...本年春の頃或る米国の貴婦人が我国に来遊して日本の習俗を見聞する中に...
福沢諭吉 「女大学評論」
...世人の常に見聞する所ならずや...
福沢諭吉 「女大学評論」
...命あればこそコンな事を見聞するのだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...吾人をしてもしこの祭を見聞するに慣れしめば何ぞ季の感を起さざらん...
正岡子規 「俳諧大要」
...これを要するに我(わが)見聞すること少き人事を詠ずるは...
正岡子規 「俳諧大要」
...人の不幸を見聞することを喜ぶ者なる故...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
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