...併しその後先生に關する色々の世評を見聞するにつれて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...遂に二氏の技芸を見聞する能わず...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...ついにこの租界内では見聞することが出来なかった...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...さまざまの情事を見聞する...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...見聞するにたへない場面の連続だ...
種田山頭火 「其中日記」
...毎日見聞するにつけて感心するばかりである...
種田山頭火 「其中日記」
...吾々日本国民が外国のしかじかの事件や風情を見聞することを禁じるというのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いろいろなことを見聞するのが精神の養いになるものだ...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...日常見聞する事にその例を取って...
永井荷風 「ひかげの花」
...僕は平生見聞する事物の中...
永井荷風 「申訳」
...婬猥不潔の手本を近く我が家の内に見聞するが故に...
福沢諭吉 「女大学評論」
...世人の常に見聞する所ならずや...
福沢諭吉 「女大学評論」
...命あればこそコンな事を見聞するのだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...氣掛りでならなかつたお友達の消息を見聞する爲めなんですの...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この村で自分の見聞する乏しい材料を土臺にして...
堀辰雄 「夏の手紙」
...吾人をしてもしこの祭を見聞するに慣れしめば何ぞ季の感を起さざらん...
正岡子規 「俳諧大要」
...古来人間が馬の改良に鋭意したを見聞するほどのものは...
南方熊楠 「十二支考」
...まだ我々は見聞する機会をもたぬのかもしれぬ...
柳田国男 「海上の道」
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