...併しその後先生に關する色々の世評を見聞するにつれて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...復両氏の技芸を見聞する能わず...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...ついにこの租界内では見聞することが出来なかった...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...依(よっ)て予が見聞する処の概略を記して...
関寛 「関牧塲創業記事」
...三藏が車中から見聞することは是位のものに過ぎぬ...
高濱虚子 「俳諧師」
...毎日見聞するにつけて感心するばかりである...
種田山頭火 「其中日記」
...ドイツからフランスへ移って見聞するうちに...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...吾々日本国民が外国のしかじかの事件や風情を見聞することを禁じるというのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...同じことも見聞する人により霄壤(しょうじょう)の差を生ずる...
新渡戸稲造 「自警録」
...婬猥不潔の手本を近く我が家の内に見聞するが故に...
福沢諭吉 「女大学評論」
...命あればこそコンな事を見聞するのだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼の見聞するところによると...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この村で自分の見聞する乏しい材料を土臺にして...
堀辰雄 「夏の手紙」
...また彼らみずからも見聞するいざこざは...
本庄陸男 「石狩川」
...吾人をしてもしこの祭を見聞するに慣れしめば何ぞ季の感を起さざらん...
正岡子規 「俳諧大要」
...これを要するに我(わが)見聞すること少き人事を詠ずるは...
正岡子規 「俳諧大要」
...人の不幸を見聞することを喜ぶ者なる故...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...世俗の共に見聞する者を以て之を嘆ずる也...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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